ロシアからベトナムに改キロ級潜水艦が到着した。この改キロ級潜水艦をベトナムは6杯購入した。(海軍用語で船の数の単位が「隻」でなく「杯」)
この改キロ級潜水艦は中国海軍の主力潜水艦でもある。ベトナムはオリジナル(輸出用は劣化版であるが)VS中国海軍は更に劣化版の劣化コピーの改キロ級潜水艦。このことはプーチン大統領が公言していた。「中国の武器はロシアの劣化版の更に劣化コピーである」と。
これは中国海軍にとっては脅威である。しかもベトナムが購入した改キロ級はスクリューが7枚羽のスキュードタイプのものだ。これは今までより更に静寂なタイプだ。通常スクリューは見えないようにカバーつけた写真しか公開されない。この7枚羽のスキュードタイプのスクリューをわざわざ公開したということは、最新の改キロ級であることを中国海軍に対し脅しているようだ。ベトナム海軍にはなかなかの策士がいるようだ。中国海軍の原潜は音が五月蝿すぎて位置が直ぐにバレる。現実にはこの改キロ級潜水艦の劣化コピーが主力となる。
スクリューなどの部品は基礎工学の賜物であるため、図面を盗んでも技術力のない国にはコピーできない。米国や日本、EUのスクリューはもっと先を行っている。日米に見られても今更困らない。中韓は見てもコピーできない、その基礎技術がない。
この潜水艦は6杯購入の4杯目である。整備等の訓練や操艦訓練はインド海軍と海自とで行っている。
中国海軍にとり南シナ海は最早安全な海域ではなくなったということである。対潜哨戒能力は世界一の日本の海自と比べ中国海軍はゴミより小さい。韓国海軍と同レベルだ。このベトナムの改キロ級でさえ海自に取っては容易に発見できる。
これは中国にとり大きな脅威となる。日本をはじめフィリッピン、インドネシア、ベトナム、台湾、シンガポール、ブルネイ、パラオにとり南シナ海はシーレンそのものである。
ベトナム海軍の改キロ級6杯の潜水艦が南シナ海に睨みを利かせれば中国海軍の潜水艦は勿論水上艦もその自由な行動が出来なくなる。
これは久々に明るいニュースである。勿論、中韓に食い込まれた日本のマスコミにとっては得意の「編集権」とやらで優先度が低い、いやスルーするニュースであろう。