【カイロ共同】エジプト国営テレビは25日、エジプトで約30年にわたり独裁政権を率い、2011年2月に民主化運動「アラブの春」と大規模な反政府デモで退陣したムバラク元大統領が死去したと伝えた。

(共同通信) 2/25(火) 20:14 Yahoo!ニュース
エジプトにも新型コロナウイルス(武漢肺炎)の罹患者が発生している。
そんな中ムバラク元大統領の死去とはエジプトの重鎮を亡くした様だ。
大変残念に思う、またお悔やみ申し上げます。
日本が明治維新から22年もの時間をかけ選挙が初めて行われた。大正14年(1925年)に普通選挙(男子のみ)が実施。女性参政権は1945年である。
これだけの時間をかけなければ日本に於いてさえ普通選挙への移行が困難だった。
幕末、英国のイザベラ・バード女史や独のシュリーマンが驚愕している程当時の日本人の識字率は高かった。先進国の雄たる英国でさえ当時の識字率は10%に届かない。日本は男子に限れば約6割相当が読み書き出来た。都市部ではその比率は高くなる。
英国のJ.S.ミルが「自由論」の中で、「民主主義は民衆の知性と理性とが支える」みたいな事を言っていた。けだし名言だと思う。
エジプト出身のフィフィ女史がエジプト人も知的な印象を与えるが、エジプトではまだまだ識字率が上がらない様だ。
日本には民主主義を受け入れる下地があった。しかしその日本でも普通選挙まで60年近い年月が必要だった。
革命を起こし直ぐに民主主義はなかなかその国に根付き難い様だ。
他の革命により民主主義国家となった国々が日本程上手く回ってないのは、急激な変化に人間社会は対応出来ないと言う事なのか?
民主主義が根付くまで、独裁政治も有る意味必要なのかも知れない。
ムバラク元エジプト大統領の独裁もそう言う意味では必要だったのかも知れない。
「謹んでご冥福をお祈りします。
ある意味で中東の重石だった人物でした。
民主化ばかりが正解ではない事を、歴史的に示したのがアラブの春だったのかもしれません。」との書き込みが秀逸。その国の歴史が大きく影響すると言う事だ。
「アラブの春は果たして正解だったのか。
その後の中東情勢を見てるとよくわからんね。当のエジプト人だって『こんなはずじゃ無かった』って思ってる人も多いんじゃないの。」との書き込みに対し、「独裁政権だったかもしれないが、今より治安は良かったよね。
ピラミッド観たいと思ってたけど、今のエジプトは怖い。」との書き込みにそれぞれ座布団3枚。
ニューヨークもジュリアーノ市長の独裁的強権により治安が良くなったそうだ。
「この方は功罪多々あるかもしれないが
目の前でサダトが蜂の巣にされたのを見ても怖気づくことなく後継者として原理主義を抑え込み中東の盟主であり続けたという点では、ナセル、サダトに並ぶ偉大な指導者だったと思う
ご冥福をお祈りいたします」との書き込みに座布団1枚。
「アラブの春の是非には賛否両論が在るでしょうが
『聖戦』と称して数の暴力や強硬手段に訴えるジハード主義者達も、結局は自分本位のエゴイズムであり、独裁的政治だと云われた頭首達とはどこまで行っても交われないものなのでしょう。
行動の是非は、時が証明するものなのかもしれないけれども。
平和だ平和だと云われている日本だって。一連の経緯から教訓を得るべきだとは思います。政治家も一般の有権者も。」との書き込みに座布団3枚。
当然、左翼やマスゴミなどの扇動主義者からすれば独裁者は「悪」であろうが、本物の独裁者などベラルーシのリカシェンコ大統領やイラクのフセイン元大統領や北朝鮮の金ファミリー、ウガンダのアミン大統領以外ここ20年はそんなにいないぞ!
特にベラルーシは治安が良く街は綺麗だ。国民に笑顔もある、旧ソ連では無かったが。
そもそも共産主義国家の方が独裁に近いではないか。
要は国民が幸せなのかどうかが大事。
「湾岸イラク戦争を回避すべく必死でクウエートを侵略したフセインを説得し失敗した事が悔やまれる。立派な政治家だった。合掌。」との書き込みが秀逸。