1月6日、米国が大寒波に襲われたそうだ。モンタナ州では体感温度がマイナス53℃にも下がった。現地時間1月6日18時現在13人の死亡が確認されているそうだ。恐らくは表に出ないだけで中国も大きな被害が出ているのではないだろうか?どちらも京都議定書に反対した、CO2大排出国である。まさに地球がシッペ返しを行っているようだ。
ラブロイグが提唱した「地球ガイア」説が、益々その信憑性を高めてきたと言う事か?
地球が1個の「生命体」として、地表の生物と共生しているとする考え方である。確かに自然には元に戻ろうとする復元力がある。まるで生物の恒常性みたいに。
人類は腸内細菌みたいなモノであろうか?さすれば悪玉菌の米中(環境問題的にと言う意味)に恒常性をガイア(地球)が及ぼしているのであろうか?
ここまで話を広げると宗教みたいになるから、ここで止めるがこの異常気象、多くの食料に影響を及ぼすことが予測される。小麦やトウモロコシの相場が上がるのではないか?
中国は1990年代に食料輸出国から輸入国になった。この食料相場高騰は大きな問題となると予測される。益々周辺国に侵略を企て実行するであろう。
日本も大きな問題と考える方が多いであろうが、日本の食糧自給率の統計はカロリーベースで出している。カロリーベースで食料自給率を出しているのは日本だけである。他国は輸出入ベースで出している。日本は複雑な計算の基に他国との比較で「食料自給率が4割を切る」とされている。しかしカロリーベースと言う事は、先ず野菜などが対象外である。カロリーがないから。他国と同じ方法で計算すると自給率が6割を超える。英国より自給率が高くなるそうだ。
農水省は狂乱物価時代価格での前年比較が意味を成さなくなったので、このカロリーベースを採用した。またその方が、自給率が低くなり、予算確保が容易になったため、未だにこの計算式で統計を出している。
何れにしても異常気象は、穀物相場に与える影響が大きい。食料の安定供給は国家の基本的な責務である。日本は幸い古米が冷蔵倉庫に唸るほどある。食糧自給を国民が真面目に考える良い機会にしなければ、亡くなった方の霊に申し訳がない。