国内の資源を食い漁り、環境を破壊し自らの生存圏を縮小させる中国。13億の民を食べさせるには外へ侵略する他はないと考えているようだ。日本であれば環境を再生し、資源の取得に制限をかけ、特に再生可能な漁業資源は網目の大きさにまで注意を払い、且つ養殖に力を入れるであろう。植林などを積極的に行い環境の再生を目指す。
しかし中国は大きく異なる。環境再生に資金を注ぐ事はしない、過去に日本のODAで植林を行った事があった。現場の農民に資金が行かず農業に代わり植林を行わせても続くはずがない。現場の人間は霞を食べているわけではない。通常ODAは其の国の役人に中間搾取されることは当り前である。しかし真水で6割は目的の事業に使われる。しかし、中国のこの時の植林事業は9割近く中間搾取された。共産党と地方政府と二重に搾取された。苗木の費用しか残らなかったようだ。
環境の再生などに興味がないのは、共産党政権の共通性である。旧ソ連、旧東欧と歴史が証明している、自らの「政策に間違いはない」いやあってはならないのが共産党政権の考え方である。間違いを認めれば他の勢力に打倒される、武力革命を肯定するため、自分にその矛先が向くことを恐れる。
そこで海外に、太平洋に目を向けると広大な海洋資源が目に映る。しかしその太平洋にでるために邪魔なのが沖縄諸島と台湾である。しかも沖縄には米軍基地がある。邪魔で仕方がない。故に沖縄の米軍基地反対派に資金援助や人員の派遣など行っているようだ。上記の地図を見てもらえばよい。中国の太平洋進出に蓋をするように沖縄諸島と台湾が存在する。この地図が一昨年中国でのベストセラー(本ではないが)だった。
中国は自らの考え方、中華思想を改めない限り、国内の環境再生などに興味を持たないで太平洋進出を図ってくる。日本には大きな迷惑である。出来得れば中国内乱で国外に目が行かなくなることが、中国の周辺諸国の平和に繋がる。