イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

クリスマス・ショッピング狂奔直前の平日のマンチェスター、クリスマスとは無関係の、久しぶりのストリート・アート鑑賞

2018年12月15日 09時00分00秒 | マンチェスター
クリスマス・ジャンパーに関する考察記事を予定していたのですが、マンチェスターのストリート・アートに急きょ変更。クリスマスジャンパーはまた改めて。



火曜日に久しぶりにマンチェスターに行って撮った写真です。

おなじみ、おしゃれな店やカフェ、レストランが並ぶ、ノーザン・クオーターの中心、スティーブンソンズ・ スクエア Stevenson's Square。


クリスマスとも冬景色とも無縁のファンキーな謎の生物体。





マンチェスターのマスコットであり、テロ事件以後は、テロと暴力に屈しないマンチェスターの誓いと団結のシンボルでもあるハチ、なんかちょっと見飽きてきたぞ。

今回、どう見ても寄せ集めの空間埋めにしか思えないスティブンソン・スクエアのアート・スペース。

ついでです....。

11月に行った時に撮った、ストリート・アート。




ストリート・アートはそもそも、一過性のものなのです。
地域の自治体などに依頼されたプロのアーティストが殺風景な建築現場や建物を取り壊した後の仮囲い、閉店した店舗の無機質な金属シャッターなどを興味深く、楽しく装飾して道行く人々の目を楽しませる役割を果たしているのです。

となりのビルが取り壊された後のむき出しのレンガの外壁などにミューラル mural (壁画)を専門に描く技能の高いアーティストの作品も、たしかに比較的長く残るのですが 隣にまたビルが建つまで、の期間限定のやはり はかないアートに過ぎません。

おなじみのスティブンソン・スクエアのアート・スペースって、ストリート・アート作家に発表の場を提供するための企画みたいな場所なんですね、
ストリート・アートのためのストリート・アートって、本末転倒では?

裏どうりで見かけた、おそらく自主的に自然発生的に寄せ書きされた「やたらに上手な落書き」が本来のストリート・アートの原点です。


政治的スローガンや、公共性の高い自己主張、タギング(自分の名前などを独自の書体で書き残す行為)やへったくそな殴り書き、ステンシルを使った自己主張の大量生産なども含まれていて見苦しいことが多いのですが、町の景観をおもしろくしているのも事実です!

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。

コメント (1)
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