12月になると解禁、いえ、今では夏の終わりの九月ごろからスーパーマーケットで出回っているミンス・パイ mince pie 。
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毎年楽しみです!
大好きなんです!
ストックポート日報では毎年おなじみの話題ですね、今年は趣向を変えて、デザイン・バリエーション。
バターをたっぷり練りこんだサクサクのショートブレッドの浅いカップにミンス・ミート mince meat を詰めたクリスマス期間限定(のはずの)あまーい小さなパイ。
もとはその名の通り切り刻んだ牛肉や羊肉を脂肪で練ってスパイスを練りこんだ「肉入りパイ」だったそうなのです。
ここ200年ほどは現状の、カラント(小粒のブドウの一種)やサルターナ(白っぽい干しブドウ)やレモンの皮を大量の砂糖とスパイスを加え、ねっとりと煮詰めたフルーツ・ベースの具の入ったパイのことをミンス・パイといいます。
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かすかに酸味のあるどっしりした甘さです。
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一番上の写真のミンス・パイはスーパー、セインズベリー Sainsburry の、9つで1ポンドのお徳用、普及版。
中味を見せるために半分に切ったミンス・パイはほんの少し値段が高い「ディープ・フィルド deep filled 」タイプ。
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お徳用より、高さがあって中味もたっぷり。
ショートブレッド地のパイ生地(ショートクラスト shortcrust )を型抜きをした柊の葉の飾りが載っています。どちらもセインズベリー製。
すべてのスーパーが独自の「普及版」と「ディープ・フィルド」タイプを製造販売しています。
デザインは微妙に違います。
オーガニック版、高級版、一口大、切り分けて食べる大型のものなど、バリエーションは多彩です。
これは、同じくセインズベリーの特製、雪の結晶デザイン。
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店内で箱入りが売られていますが、セインズベリーのカフェでコーヒー、紅茶とのセットで食べられます。
おなじみ、飲食コーナーのある街のベーカリー チェーン店グレッグス Glegg's のミンス・パイは粉雪を想定した粉砂糖が振りかけてあります。
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甘党の下の息子が大好きで、はい、私もあわただしくて煩わしい12月の数少ない楽しみのひとつ、「コーヒー、紅茶とミンスパイ」を楽しみにしているもので...私のうちでの消費量はちょっとしたものです。
どこの家でもけっこう食べているんじゃないでしょうか。
手づくりする人も多いようです。
中味の「ミンス・ミート」はスーパーで売られている大きな瓶詰めを利用する人が多いようなのですが、スーパーやコンビニでできあいが格安で買える今ではショートブレッドのクラスト(パイ生地)に詰めて焼くのはけっこうな手間で割に合わないと思います。
(ショート・ブレッドのパイ生地も冷凍が売られていますがやっぱり手間はかかります!)
手づくりする人の多くは星形に抜いた生地をミンス・ミートの上に直接載せるようです。
レシピにはたいていその写真が出てきますし、息子たちが通った小学校のクリスマス・フェアではたいていPTA が持ち寄ったたくさんの手作り星のミンスパイが売られていました。
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上の写真は、高級志向デリカテッセン、オーガニックショップなどで販売されている Lottie Shaw 社製の高級品。
Lottie Shaw no のウエッブサイトから勝手に借りてきました。小型のミンス・パイが4個で3ポンド80ペンスは高いです。
マンチェスターのオーガニックショップで見かけたのですが、買いませんでした。
わざわざ、手作りを強調するためか、型抜きした星が載せてあります。
最後に...
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イタリア人が経営する、イタリアン・カフェで見つけた、ヴィエネーズ・ミンス・パイ Viennese mince pie なるものを買って食べてみました!
ウィーン(ヴィエナ)由来のレシピなのか!?期待にわくわく。
普通のミンス・パイと味は変わりません。
調べてみたら、イギリスのオリジナルレシピでした。
ミンス・パイそのものがイギリス独自のものなのですから!
思った通り、キップリング社のオリジナルのビスケット/ケーキ、ヴィエネーズ・ウィール Viennese whirls を使ったミンス・パイだというだけです!
ヴィエネーズ・ウィールの命名ウィーンはこじつけ、純イギリス菓子です。
2年も前に書いたヴィエネーズ・ウィールについての2本の記事をぜひ読んで下さい。リンクを下に貼りました。☟
ワルツを踊る人々、ウィーン、どっちもまったく関係なし。ヴィエネーズ・ウィールス
これが本家のウィーンの渦巻き、イギリス伝統のお菓子
日本ではなじみがないと思うのですが、どうでしょうか。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
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毎年楽しみです!
大好きなんです!
ストックポート日報では毎年おなじみの話題ですね、今年は趣向を変えて、デザイン・バリエーション。
バターをたっぷり練りこんだサクサクのショートブレッドの浅いカップにミンス・ミート mince meat を詰めたクリスマス期間限定(のはずの)あまーい小さなパイ。
もとはその名の通り切り刻んだ牛肉や羊肉を脂肪で練ってスパイスを練りこんだ「肉入りパイ」だったそうなのです。
ここ200年ほどは現状の、カラント(小粒のブドウの一種)やサルターナ(白っぽい干しブドウ)やレモンの皮を大量の砂糖とスパイスを加え、ねっとりと煮詰めたフルーツ・ベースの具の入ったパイのことをミンス・パイといいます。
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かすかに酸味のあるどっしりした甘さです。
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一番上の写真のミンス・パイはスーパー、セインズベリー Sainsburry の、9つで1ポンドのお徳用、普及版。
中味を見せるために半分に切ったミンス・パイはほんの少し値段が高い「ディープ・フィルド deep filled 」タイプ。
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お徳用より、高さがあって中味もたっぷり。
ショートブレッド地のパイ生地(ショートクラスト shortcrust )を型抜きをした柊の葉の飾りが載っています。どちらもセインズベリー製。
すべてのスーパーが独自の「普及版」と「ディープ・フィルド」タイプを製造販売しています。
デザインは微妙に違います。
オーガニック版、高級版、一口大、切り分けて食べる大型のものなど、バリエーションは多彩です。
これは、同じくセインズベリーの特製、雪の結晶デザイン。
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店内で箱入りが売られていますが、セインズベリーのカフェでコーヒー、紅茶とのセットで食べられます。
おなじみ、飲食コーナーのある街のベーカリー チェーン店グレッグス Glegg's のミンス・パイは粉雪を想定した粉砂糖が振りかけてあります。
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甘党の下の息子が大好きで、はい、私もあわただしくて煩わしい12月の数少ない楽しみのひとつ、「コーヒー、紅茶とミンスパイ」を楽しみにしているもので...私のうちでの消費量はちょっとしたものです。
どこの家でもけっこう食べているんじゃないでしょうか。
手づくりする人も多いようです。
中味の「ミンス・ミート」はスーパーで売られている大きな瓶詰めを利用する人が多いようなのですが、スーパーやコンビニでできあいが格安で買える今ではショートブレッドのクラスト(パイ生地)に詰めて焼くのはけっこうな手間で割に合わないと思います。
(ショート・ブレッドのパイ生地も冷凍が売られていますがやっぱり手間はかかります!)
手づくりする人の多くは星形に抜いた生地をミンス・ミートの上に直接載せるようです。
レシピにはたいていその写真が出てきますし、息子たちが通った小学校のクリスマス・フェアではたいていPTA が持ち寄ったたくさんの手作り星のミンスパイが売られていました。
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上の写真は、高級志向デリカテッセン、オーガニックショップなどで販売されている Lottie Shaw 社製の高級品。
Lottie Shaw no のウエッブサイトから勝手に借りてきました。小型のミンス・パイが4個で3ポンド80ペンスは高いです。
マンチェスターのオーガニックショップで見かけたのですが、買いませんでした。
わざわざ、手作りを強調するためか、型抜きした星が載せてあります。
最後に...
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イタリア人が経営する、イタリアン・カフェで見つけた、ヴィエネーズ・ミンス・パイ Viennese mince pie なるものを買って食べてみました!
ウィーン(ヴィエナ)由来のレシピなのか!?期待にわくわく。
普通のミンス・パイと味は変わりません。
調べてみたら、イギリスのオリジナルレシピでした。
ミンス・パイそのものがイギリス独自のものなのですから!
思った通り、キップリング社のオリジナルのビスケット/ケーキ、ヴィエネーズ・ウィール Viennese whirls を使ったミンス・パイだというだけです!
ヴィエネーズ・ウィールの命名ウィーンはこじつけ、純イギリス菓子です。
2年も前に書いたヴィエネーズ・ウィールについての2本の記事をぜひ読んで下さい。リンクを下に貼りました。☟
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ワルツを踊る人々、ウィーン、どっちもまったく関係なし。ヴィエネーズ・ウィールス
これが本家のウィーンの渦巻き、イギリス伝統のお菓子
日本ではなじみがないと思うのですが、どうでしょうか。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。