久米島の悲劇。日本軍鹿山隊によってスパイとされ殺された。(NHKEテレ)
太平洋戦争末期の沖縄。本島ではなく久米島に駐屯した鹿山軍曹に率いられた日本軍兵士は30名ほど.
島民は友軍として自分たちを守ってくれる存在と考えたが現実は違った。
すでに沖縄はアメリカ軍に占領され、6月23日には沖縄における組織的戦闘は終わっていたが、通信設備の不備のため離島の久米島にはこの情報が伝えられていない。
海岸でアメリカ兵につかまった島民が解放され、村民にアメリカ軍は村民を皆殺しにするようなことはないと説得した。ところが鹿山隊は今度は村民に襲われるのではないかと疑心暗鬼に陥り、この情報を伝えた谷口一家を夜中に襲い惨殺したのである。補給のない鹿山隊は村民の食料を奪っていたのである。
「軍隊は住民を守らない」とはよく言われる教訓だがまさにその典型。
日本軍は「天皇のための軍隊」であるから住民の命はどうでもいいのだ。今は天皇は政治的権力は持っていないが、その代わり自民党は天皇を盾にして国民を支配しようとしている。
天皇制は皇室の人々にとっても国民にとっても有害なのだから廃止するしかない。
「自然消滅」ではなく「国民の意思」としてそうするべきだ。
今回の「統一教会による日本支配」は自民党支配の終わりにしなければならない課題であるからその先に「天皇制の終了」も視野に入ってこなければならない。