アンシャンレジームへの回帰

戦後レジームからの脱却って、そういうことでしょうね。
彼がどこに戻りたいのかというと、経済的にはバブル期に、体制は戦前に、ということでしょうね。
そのあたりがそれぞれ一番いい時代だったと思っているのだと思います。
いずれも日本人が勘違いの激しかった時代なんですが、おそらくその勘違いが彼にとっては正しい事、良い事なのでしょう。

歴史認識っていうのもいろいろ出てきますが、そもそも日本は、国として（国内で）あの当時の戦争に関する認識を確認すらしていないのですよね。
対外的には、東京裁判で確定した戦犯の責任となったわけですね。
これ以外に国内で、戦争についての総括は特にないぞと。
でも、靖国がA級戦犯も合祀して、閣僚が参拝しちゃってるわけで、東京裁判の結果は無視しているわけだよね。
侵略の定義は・・とか、とんまぬけなこと言う人もいるし。

ドイツと比べてみよう。
ドイツはヒトラーやナチスドイツを国家として全否定しています。
ドイツ国民が戦争責任を負うと宣言していますよ。

次回はさらにドイツとの比較なのだ。
というか、歴史認識より次回が本題。

J.S.Bach - bwv 1056 - G.Gould
今日は美メロ