さすが「神の国(棒)」だけあって、日本には様々な神話がありますが、なぜか、オリンピックのようなイベントになると「経済効果」という神話が湧いて出てきます。
東京オリンピックの当初の予算見積もりは、3000億だったそうですが、先ごろ、それが1兆8000億になりましたって発表がありました。
で、これをですね、事情が変わったとか経済効果が見込めるとか言って、容認しちゃう不思議な人々がジャパンにはいるんですね。
まあ、当初の予定で済まないであろうことは普通に想像がつきますが、それでも6倍でもオッケーってのは、直接利益を受ける人以外にいるんですかね。
程度問題などというところははるかに超えた領域に達しています。
ここで、猪瀬元東京都知事の今話題のツイートを見てみましょう。
猪瀬曰く
今話題ですが、3年以上前のツイートです。
「世界一カネのかからない五輪なのです。」ぶははは
ここに来て、「世界一カネのかかる五輪ですが何か」って感じですよね。
こんなの、おカネの出所が税金じゃなければ許されませんよね。
何故これが容認されるかというと、受益者がいるからというのと、大勢の家畜様がいるからですね。
「なんちゃら総合研究所」的なものが、「経済効果」というものを発表します。
なぜか、この手のイベントなどにはこの筋の人たちが、こういう数字を出してきますね。
この手の数字がしっかりと検証されてその後に活かされたことはあるのでしょうかね。
国交省あたりが箱モノを作る時によく出す「試算」とどう違うのかわかりませんけどね。
もちろん、人は集まるし、建物も建つ、インフラの整備もするかもしれないし、それなりの経済効果はあるでしょう。
おカネ使うんだし(笑)
前にも書いた気がしますが、うちの地元の商店街はやたらとお祭りが好きです。
日頃、人が歩いてないんですよね、街中は。
お祭りの時は、人が集まります。正確にはお祭りの時だけは、ですが。
終わったあとは寂しいものですよ。
経済効果はあるけれども一時的に一部の地域の一部の業種にしかないわけですよね。
ついでに言っておくと、猪瀬タソは、上記のツイートを本気で言っていたのかもしれないということです。
徳洲会のとばっちりが彼だけだったのが、誠に不自然ですよね。
東電を叩いていた人間は、ことごとく引きずりおろされたり消えたりしています。
徳洲会というとまず親しいのは石原慎太郎ですよね。
徳洲会と猪瀬タソの間に石原慎太郎がいたことについては疑いの余地はないのですが、何故彼は無傷なのか。
自民党の他の議員連中も徳洲会からおカネもらってましたが、まったく追及されていませんね。
ま、そういう世界です。
もちろん、石原慎太郎のような日本のレイシストの代表みたいなやつの下で喜んで働いて、オリンピック誘致に尽力しちゃってる時点で「あらら」ですけどね。
しかも、このほど、大阪府と市の顧問になるということで何のこっちゃですが。
安倍政権もオリンピックも、日本の駄目なところの集大成みたいになってきてますが、これもうどうするんでしょうね。
あ、経済効果の話でしたね。
「経済効果」というものを出してくるのが、きまってこういうイベントか箱モノを作る時だけなんですよね。
こういうふうにおカネを使ったら、どういう動きがあって、的なものが継続的な話で出てこない。
ごくごく当たり前のこととして、あるところからないところにおカネを回すのが、経済にはプラスになるし安定した社会を作っていけるはずなのですが、そういう経済効果を出したのは見たことがないです。
なぜなのでしょうかね。
なんか、タイプミスが一部に集中していましたので訂正。
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