ここでは毎度のことですが。
2~3ヶ月、ネットをお休みしようかと思いまして。
今月はずいぶんたくさん書いたので、暇な方は読んでみてください。
全部読んでる人はいないに違いない、という予測のもとに言ってますが。
分量としてはかなりあると思うのであります。(といっても映像が多いけど)
ネットに復帰したら地味に再開したいと思います。
レイアウト変えたい。。。
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意外にも続き。
パッサカリアとシャコンヌがどのくらいわかったか、ということについて、つまり学習の成果がちゃんと上がっているのかを確認しようということなわけです。
そこで、もう一度、これを聴いてみるわけです。パッサカリアとフーガ。
J.S.Bach - Passacaglia in C Minor BWV.582
そうすると、おお、同じ低音のフレーズがかなりしつこく繰り返されてます。
なるほど、これはパッサカリアか、ってなわけですね。
一方、シャコンヌですが、バッハのシャコンヌはちょっと長いしわかりにくいんではないかと、考えまして、
他の人のを探してみますた。
まず、前回の投稿でわかりやすかったヘンデルでさがすと、いきなりこのようなページを見つけました。
about G.F.Handel - Chaconne in G HWV.442
【1733年刊。シャコンヌは3拍子の変奏曲で、I,V,IV,Vという和声進行が特徴である。南米で生まれ、スペインに持ち込まれた舞曲が基になっており、17世紀初頭に鍵盤楽器のためのシャコンヌが生まれた。このヘンデルの作品は最も代表的な「シャコンヌ」の1つ。ヘンデルの『ハープシコード組曲』第2巻の第9番にあたる。8小節の主題に62の変奏曲がついている。】
こんなこと書いてます。(ちなみにパールマンとズーカーマンがやった曲ももとはハープシコード組曲です。(第1巻より)
しかし、視聴できるのはわずかで、この曲をあちこち探してみましたが、残念ながらなかったのでした。
ようつべにかすかにあったんだけど、曲がちゃんと聴けるようなものではなかったのでした。
そこで、別のを見つけたのです。バッハのシャコンヌはあれぐらいしかないけど、ヘンデルは結構作ってます。
ちなみに、これもハープシコード組曲です。
G.F.Handel - Chaconne in G HWV.435 (後藤 正孝)
【シャコンヌはバロック時代に書かれることの多かった変奏曲の一種で、パッサカリアもほぼ同様の様式の楽曲。ゆったりしたテンポの3拍子が特徴である。ヘンデルはチェンバロ曲として複数のシャコンヌを残している。このト長調のシャコンヌはもっとも演奏機会の多いもの。21の変奏からなり、第1変奏から第8変奏までが第一部、第9変奏から第16変奏の短調、アダージョの部分が第二部、以後ト長調が再現する21変奏までの三部で構成されている。】
右側にMP3の試聴音源があるです。ちゃんと全部聴けるです。解説を見て聴くと非常に構造がわかりやすいですね。第一部も、第5変奏からぐっとスピード感がましている、という具合に4つずつ前後に分かれていることがわかります。次の8つも同じですね。一つの変奏の長さは短くて、4つで1セットという感じで、その中では少しずつの変化にとどめてますね。
こういののがシャコンヌだぞと。
それにしてもこれはなかなかの名曲であります。なんだかバッハのゴールドベルクと似てるとこ多いですね。変奏の変わり目とか、左手とか。こっちのほうが明らかに先に作られてます。
ようつべにも同じ曲があったので、一応、リンクするです。
G.F.Handel - Chaconne in G HWV.435
これだと、ゴールドベルクとは似てない気がする。でも、まるでバッハな感じだ。(こちたはアマの演奏者です)
やっぱり上の後藤さんのほうがいいですね。
(って、映像を使っておいて文句いうな・・・)
んーー、シャコンヌやパッサカリアの定番がバッハではなくてヘンデルのだったら、もっと後の作曲家も作ったんじゃないかなあ。バッハがいろんな意味で重くしすぎたのではないだろうか。。。
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結局、やや続いてます。
それで、「巧言令色鮮し仁」なんて言葉があるぐらいだし、口八丁な人について胡散臭いと感じる感覚というのはあるわけで、こういうのは日本人のいいところかな?と思わないでもない。
しかし、日本人はうそ臭い話にだまされないかというと、まったくそんなことは無いですね。
まことに不思議というか、いかにもインチキくさい話にだまされるっていうのがずいぶんあるわけですね。
いかにもおかしな宗教、明らかに詐欺っぽい詐欺、そういうのにはまる人というのは後を絶たない。
もちろん、そういうことをやる人も後を絶たない。両方いないと成立しないし。。。
あるいは、なんで郵政民営化の選挙だっていったらそれに乗っちゃうんだろ、という疑問のタネは尽きないわけですが、
要するに騙されたいのではないだろうかね。
いつもどんなものにでも哲学してたら疲れるわけですね。何でも懐疑的になっていたら肩がこるわけですね。
自分で考える、自分で判断してその自分の行動に責任を持つのが面倒になるのだ。
思考停止は楽なのよ。
「一年で元金が二倍になります。私を信じなさい。」って言ったって、普通、信じるわけないんだけど、もう、判断を放棄してしまうのではないかと。
嘘であっても、責任は自分にはないとか、そういう世界に入っているのではないだろうかねえ。
たとえばでつよ、無重力の空間にポンと放り出されたとするでつ。一応空気はあるでつ。
ミニミニロケットみたいなのが背中とかあちこちについていて、ブシュッと噴射すれば動く、つまり姿勢の制御や移動などは可能だとするでつ。しかし、かなりそれは難しい、そんな状況だとします。
まあ、これが自由な状態ってとこですかね。
実際のところ、これは非常に不安定なわけでつ。というか非常に不安を感じるだろね。
そこに、「このロープで体を縛れ。安心できるところに連れて行ってあげるよ。私を信じなさい。」ってなことを言うやつが現れたら、やっぱ信じる人間が多いかもね。
楽だもんね。依存したくなるよなあ。変なとこに連れてかれたら、連れてったやつのせいにすればいいんだしね。まあ、もちろんそいつが悪いということについては間違いはないんだけどね。
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では、今日の一曲。
20世紀の作曲家・ロドリーゴ(J.Rodrigo)の「ある貴紳のための幻想曲」。
セゴビアのために書かれた曲であります。
Fantasia para un Gentilhombre (2) - Narciso Yepes
第2楽章。演奏はイエペスだぜ、イェ~。
それはともかく、スタート後、1分10秒ぐらいから良く聴いてくらはい。
これを踏まえて、
Brahms - Symphony No.4 mov.4 - C.Kleiber
ブラームスの交響曲第4番の第4楽章であります。
0分32秒からよく聴いてくらはい。
続きまして再び「ある貴紳のための幻想曲」。
Fantasia para un Gentilhombre (4) - Narciso Yepes
第4楽章であります。
これを踏まえて、
Gaspar Sanz - Canarios - Angel Romero
そのまんまですが、これはもちろんわざとです。
しかしですね、アンヘル・ロメロのこの演奏、ええでんなあ。
追記
ああ、リンク2つもミスってました。それで見ちゃった人、ごめんなさい。(4時27分)
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なんというか、アメリカ人には演説の名人というのが結構いますね。
あるいは、演説とは違うけれどもスポーツ選手など、超一流になると、ほぼ常に非常に立派なコメントを残す人とかいますね。けちのつけようが無い、そんな感じの。
アメリカと日本の土壌の違いといってしまえば、まあ、それまでよ。。。
・・・ではつまらないか。。。
その昔のJFKなんかは演説というか、演出がうまいと言うので有名だったですね。
今は、オバマ候補が非常に演説がうまいと評判です。
まあ、発言内容の文面について自分でどこまで考えているかはともかく、話し方などはやはり本人の能力でありましょう。
日本の場合、こういう人はまずいないですね。
アメリカと日本の土壌の違い、と、また同じこといってますが、ほぼ単一の言語でだいたい単一の民族で長年やってきた島国の日本と人種の坩堝、当然、言語も複数、という中でやってきたアメリカという国の違いというのは大きいのだ。
よく言われることだけれども、いろんな人種がいるアメリカという国ではちゃんと明確な形にして表現しないと、伝わらないんですね。言語も文化も違う人たちがわらわらといるわけですから。
そのような人たちの間でのコミュニケイションでは、空気を読むというのはちょと無理があるのであります。
もちろん、慣れた人たちの間では可能ですが。。。
また、日本の場合、論語の影響も見逃せませんね。わら
「巧言令色鮮し仁」というのがあるでし。まあ、これは単純に「口がうまい」というのとは違う(まして演説がうまいというのとは違う)のだけれども、同じく論語には「剛毅木訥、仁に近し」というのもあるようで、こうなるともう「口八丁」なやつよりは、無口なやつのほうが仁がありそうだよね、てなことになるであった。
まあ、それは有る意味で否定できないでせう。
「口だけのやつ」というのは厳然と存在するのである。(あんまり他人のことは言えんが・・)
本来、「話が上手」と「仁がある」というのは別の問題なのらよね。
話がうまくて仁もある人もいれば、どっちも駄目なやつもいるかもしれん。「人間色々」(byコイズミ)でんがな。
しかし、「悪いやつほど良く喋る」といわれれば、そうかもしれんような気がする。
それに、「不言実行」というのがある。
良いことを実行するのが「仁」だとすれば、だまって実行するのは、非常な美徳であると感じる。
「有言実行」はもちろん正しいのだが、「有言不実行」は最悪なのだ。
「不言不実行」は、仁はないとは言えども有る意味で誠実である。「できないことは言わない」だけなのかも知れない。
「有言不実行」は不誠実この上ない。そんなら黙っているほうがいい。口にするというのは自己の宣伝にもなるしね。
CMでやたらと「信用」とか「信頼」を強調していた会社が、がっつり法令違反やってたなんて、別にいまさら驚かないですしね。
「コンプライアンス」なんてことを言ってるCMもありますね。法令守るのは当たり前だろ!
しかしだ、そうであっても日本の政治家は演説が下手だよな。実行できないから黙ってるというわけでもない。宣伝なら散々やってるわけだし。なんというか有言不実行の極みだろうね。
どうせろくな絵が描けないなら、その絵の説明は多少うまくてもいいんじゃないだろうか?
ま、本来、そういう問題ではないんだけども。。。
なんか、微妙に続きそうだ・・・
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I have a dream で有名なMartin Luther Kingの演説の話であります。
The full version of Martin Luther King's speech
演説の振るバージョンですが、こりゃ長いです。
そこで、
The Martin Luther King - I have a dream
ええと、この際ですね、あの字幕は無視してください。。。なはは
一応、一部抜き出し&意訳。
I have a dream that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed: "We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal."
私には夢がある。 いつの日か この国が 立ち上がり、わが国の信条である『私たちは、全ての人間は平等に造られているという真理を自明の ことと考える。』という言葉の真の意味を実現するlことになるという夢が。
I have a dream that one day on the red hills of Georgia, the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood.
私には夢がある。いつの日か ジョージア州の赤い丘の上で、 かつての奴隷の子孫たちと かつての主の子孫たちが、 共に兄弟愛のテーブルに着くことができるようになるという夢が。
I have a dream that one day even the state of Mississippi, a state sweltering with the heat of injustice, sweltering with the heat of oppression, will be transformed into an oasis of freedom and justice.
私には夢がある。 いつの日か 、不正義の 暑さに苦しみ 抑圧の暑さにうだっている このミシシッピ州でさえも自由と正義のオアシスに変えられるという夢が。
I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.
私には夢がある。いつの日か、私の幼い四人の子どもたちが、彼らの肌の色ではなく その人格の深さによって評価されるような国に住むことになるという夢が。
I have a dream today!
おいらには今夢があるのら。
*******************************************
てな感じでありますが、長くなるので、言いたいこと&文法解説(←意味あるのか?)は夜にでも。
いやしかし、ここの「ジャンル」の無さ(というか偏りぶり)にはちょっと驚くのら。
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さっきの投稿はずいぶんいい加減でした。反省。
さっそくフォローするです。
ヌレエフ(馬のほう)は、競走馬としてはひどく気の毒で、映像のやつは1位入線も降着だったんですが、このあと病気になって引退。
だから、映像がないんですけどね。そこで、子供たちの活躍でも。マイラーを中心にクラシックディスタンスの名馬も出してますが、
ヌレエフの子で凄いのは、なんといってもミエスクであります。
ダビスタでは、「サヨナラ」という名前で有名ですた。
1000 Guineas 1987 - Miesque
日本で言うと桜花賞みたいなもんですが、残り400m(2ハロン)の時点で中段の馬群にいるです。そこから大外に持ち出して、最後は一気。
母の名前はPasadobleというんですね。これはPaso doble のことなんでしょうかね。だとすればやっぱり「踊り」関係ですが。
Breeders' Cup Mile 1987 - Miesque
Breeders' Cup Mile 1987 - Miesque
ブリーダーズカップ2連覇。
なんというか、ヌレエフ自身がマイラーっぽかったんですが、ミエスクは完全なマイラー。G1を10個勝ったんですが、ほとんどがマイルのレースです。
競馬カードを箱で10個買った(大人買いか!)とかと違います。
牝馬なので牝馬限定のレースもありますが、そうでないのが6個もあるですからね。史上最強のマイラーと言われるのであります。
まあ、この馬はこれだけではなく繁殖に入ってもすごかったんであります。
最初の子がキングマンボであります。これはG1を3勝したであります。(2頭目もG1を3勝)
Prix du Moulin de Longchamp 1993 - Kingmambo
ぎりぎりです。ミエスクも勝っているので母子で勝利しますた。
キングマンボは父がミスタープロスペクターというころで、競馬ファンなら誰でも知ってますが、大種牡馬です。
なので、ものすごい血統ということになります。ということでやはり種牡馬として活躍するわけですが、
まずは、エルコンドルパサーです。完全な万能タイプで、デビューから3戦はダートでした。
新馬戦 - エルコンドルパサー
性格的に他の馬を怖がるかもしれなかったので、道中は離れた一番後ろにつけて、直線に入ったら、大外を回してなるべく他の馬と関わらないように走ったのだそうです。
後ろとは7馬身差ですが、2着と3着が大差。(10馬身以上)
2戦目は同じように走って、9馬身差。2着と3着が7馬身だったはずです。
キングカメハメハというのもいますた。ひどく弱そうな名前なのに、めちゃくちゃ強かった不思議なやつです。故障がもったいないお馬さんでした。
SWAN LAKE
さて、ダンサーのほうのヌレエフですが、こんどはまじめな白鳥の湖です。にしし
んで、ニジンスキーの映像はないけど、写真などがあるのでちょと行くです。
Nijinsky - photos
音楽は、ゴールドベルクのアリア。(グールドの81年盤)
Nijinsky - George Barbier
ジョルジュ・バルビエの絵。曲はショパンの前奏曲16番であります。
バルビエの絵については
Nijinsky - George Barbier
こちらがわかりやすいですね。
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昨日というかなんというか。
まずニジンスキーの方の補足。
ちょと忘れていたものがあるものですから。
ニジンスキーは35年ぶりに英国三冠をとったんですが、その35年前の1935年に英国三冠をとった馬はバーラムであります。
以前書いたと思うんですが、この年はABC殺人事件が書かれた年です。(重要か?)
ABC殺人事件は、Aで始まる名の土地でAで始まる名の人を殺す、次はBで・・・というふうにいくわけですね。
その最後の場所がD、ドンカスターでDで始まる人を殺す話です。
んで、その予告の日はドンカスター競馬場でセントレジャーが行われる日だったわけです。
書かれたのは35年ですが話の舞台は36年です。未来です。
話にはセントレジャーのレース(ゴールシーン)が出てきます。勝ち馬の名前もでます。
小説ではハーフラッキーという名前の馬が勝ちます。わら
で、実際の36年のセントレジャーのレースはボズウェルという馬が勝ってます。
ここまでなら特に何もないんですが、あのデヴィッド・スーシェのポアロシリーズでは、不思議なことにバーラムが勝つのであります。
とにかく不思議でっす。
1935 - Bahram wins the Epsom Derby
映像は、セントレジャーではなく、英国ダービーでバーラムが勝ったところです。
1933 - Hyperion wins the Epsom Derby
もうひつつ。その2年前のダービー。3秒の映像です。(わら)
いや、まったく関係ないんだけど、ハイぺリオンなんて血統表でしか見たことないから、ちょっと面白くて。。。
あれですよ、ダン・シモンズのSFではありません。(これ、SF好きな人は必ず読んでね)
もうひとつ、クラークのダイアスパーシリーズっていうかそんなのがあったですね。
人類の未来の姿として、宇宙に進出していろんな星を開拓して住む、そういう繁栄した姿をまずは思い浮かべたいわけですが、
アシモフのスペーサーみたいにあまりに他の人たちとの関わりがなくなって、対人恐怖症みたいなことになる(ようするに人口密度がひくすぎるんだなあ。)とかいうひきこもり状態というのも「繁栄」とちょと違う方向なんだけど、
ダイアスパーみたいに人類という「種」による「ひきこもり」状態というのは、まったく「繁栄」とは異なる姿ですね。
しかし、これって結構想像できてしまうんですよね。アンチユートピア小説なら、いくらでもありそうなわけだ。
人間て、こういうの好きなんじゃないかなあ。集団ひきこもり。
なんかこう狭い世界で生きたがる傾向があるような気がするんだよね。
あんまり狭いのは嫌だけどあんまり広いのも怖いというか。。。
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日付が変わってしまいましたが、お亡くなりになりました。
Boys be ambitious!のおじさんではなくて、スリランカに住んでいたSFの人であります。
わたくしてきには、クラークっていうと、まずは「幼年期の終わり」であります。
クラークの凄いのは「わくわく度」なのであります。
「幼年期の終わり」は、始まりがインディペンデンス・デイのように、巨大円盤が世界中の都市の上空に停泊するというものであります。
(いうまでもなく、「幼年期の終わり」のほうが先であります。)
こんな始まりなら「いったいこれから何がおきるのだろう」と誰でも思うでありますね。
んで、その後はわりと地味であまり意表をついていない展開だなあ、と思いきや意外な事実(ってフィクションだけどさ)が判明したり、最後はもうなんだかわからんぜ、と言う展開で最初の「わくわく度」を裏切らない話になっているのであります。
なんというか終わり方としては、ネタばれになるので書きませんが(わら)、ある種の悟りまたは絶望あるいは諦念というかそういうものを抱かざるを得ない話になっておりまして、とにかくかつてナンバーワンの海外SFとされてきたものであります。
Pink Floyd - Childhood's End
日本語の題名は違うけど(「大人への躍動」)、原題が同じChildhood's Endというだけで内容は関係ない・・・
ついで、「宇宙のランデヴー」ですね。
これも「わくわく度」という点では凄いものがあるであります。センス・オブ・ワンダーというSFのもっとも重要なものがこの小説にはぴったりとついて回るのでありますが、非常に意表をついているのは、まったくオチがないことであります。
「え?これで終わりなの?」という展開です。ま、結局はシリーズで4作目まで作られましたが。さすがに、あのまま終わっちゃいかんよね。
だって、あれでは犯人がわからないまま終わった推理小説みたいなものだもの。(要するに何も解決しない)
さて、もうひとつあげるとすると、2001年ではなく3001年であります。
いや、はっきり言って、今、生きている僕らがですね、1000年後に文明がどうなっているかなんてことは想像もできないよなあ、と思わずにはいられない話であります。
これが面白いのはいまの僕らの視点で描かれていることであります。主人公が2001年の人なんですね。3001年の人じゃなくて。
一応、シリーズ最終作なので、ケリはついているんだけれども、何かが足りないということはいえます。
「宇宙のランデヴー」と共通したところがあって、推理ものが好きな人にはまず物足りないです。「結局、どういうものなのよ。」とか「どんなやつ?」とかそこがわかんない。
犯人はわかったけど、そいつがどんなやつなのかわからない、あるいは、凶器は見つかったけどどのように使用されたのかがわからないとかそういう感じ。
2001 - Also Sprach Zarathustra
ではでは。
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普通に考えて、1回の分量が多いと思われるので、少し減らします。
今日はニジンスキーの映像を見つけたので、びしびし行きます。
Prix de l'Arc de Triomphe
以前、凱旋門賞の話をしたときに↑書いてるので、だいたい省略。
2000 Guineas Stakes 1970 - Nijinsky
2000ギニーであります。まず、英国1冠目。なんだか良くわかんないけど、勝ったのがニジンスキーだということがわかります。2着はイエローゴッドのようです。
とりあえず、これで7連勝。
Epsom Derby 1970 - Nijinsky
ダービーであります。英国2冠目&欧州1冠目。2着はジル。
このあとアイリッシュダービーに勝って9連勝。
King George 1970 - Nijinsky
キングジョージであります。欧州2冠目。これで10連勝。実況は何をいってるかほとんどわかんないけど、ニジンスキーってのとレスター・ピゴット(騎手)といってるのはわかります。わら
このあと、病気になります。
英国三冠がかかるセント・レジャーはほんとはでたくなかったのであります。長くて疲れるし、権威は落ちてました。凱旋門賞とれば欧州三冠です。病気もしたし、休みたいところですが、いろいろな思惑があります。
ドン・カスター競馬場では、セント・レジャーが盛り上がったほうがいいのです。ファンも35年ぶりの英国三冠馬を見たいのでありました。
St Leger 1970 - Nijinsky
セント・レジャーであります。これで英国三冠達成。11連勝。しかし、かなり疲れたのであります。
結局、凱旋門賞は直線でよれて2着になります。しくしく。
しかし、この馬はまったく悲劇の名馬ではありません。
なにしろ、取引価格が当時の(カナダで)史上最高額。飛びぬけた競走馬としての成績。そしてこれまた飛びぬけた種牡馬としての成績。
凱旋門賞のは映像がないので、かわりに
Prix de l'Arc de Triomphe - DancingBrave
ダンシング・ブレーブの末脚でもどうぞ。すごいんですが、メンバーもすごいです。
かなりの実力馬がにも入れません。3着のトリプティクって、すごいんです。
日本に来たときの映像。
Fuji Stakes
とんでもないです。
こんなのをあの位置から差しきるのは異常です。
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