もう2ヶ月近く前になるかと思いますが、
買い物を終えて帰宅途中、前に書いた「閑静な住宅街」を通過して、やや大きな通りを(北に向かって)横切っていたらいきなり「横断歩道を歩いてください」という声が聞こえたのです。
左側(西側)から。
交通安全指導車か何かなんですね、たぶん。左側(西側)からこちらのほうに走ってくるところ。で、その中の交通安全指導員か何かが発した言葉なのですが、思わず「ないだろ」とわたくしも声を発してしまったのです。
「横断歩道を歩いてください」は明らかにわたくしに向かって発した言葉であろうと。他にいませんでしたから。
しかしですね、横断歩道はないんですよ、そのあたり。
右に300メートルあまり、左にも300メートルあまり行かないとないんです。横断歩道は。
帰宅途中ですから、家までの距離を考えると普通に歩けば200メートル余りで着くんですよ、そこからは。
200メートル余りで着くのに、横断歩道を歩くというただそれだけのために往復で600メートル以上も余分に歩く面白い人はまずいないだろうと。
その付近、横断歩道がないのには理由があるんです、おそらく。
わたくしが横切ったところは、住宅街の細い道からやや大きな通りに出るところで、前には公園があるのです。
つまり、細い道をてくてくと北上して大きな通りに出て(つまりそこは3差路)そのままそこを突っ切って公園の入口まで行くところだったのです。
通常は、大きな通りに出たところで左に曲がり、50メートルほど(西に)行くと交差点があるので、そこをまた右(北)に進路を変えて、上って行くとおうちに着く、という寸法なのですが、
夏場は、公園を通ったほうが圧倒的に(起伏があることを差し引いても)涼しいというメリットがあるので、その時も公園に入ろうと、そこの道路を横切っていたわけです。
それでですね、その西側50メートルほどのところの交差点にはなぜか横断歩道がないんですね。
おそらくですね、横断歩道を作ると、かえって危険だからです。
そこの交差点のさらに西側40メートルあたりが、坂の頂点になっていて、しかも微妙に曲がっているのですよね。
なので西側から走ってきた車は、そこの交差点に人が通過しているのが見えた場合、急ブレーキでぎりぎり、雨の日だとアウトになるわけで、横断歩道など作って子供が安心してそこの交差点を渡るようなことになったら、いつか事故が起きること請け合いな場所なのです。
いや、そこを通過する車が結構なスピードで来るんですよ、まるで高速コーナーのように。
実際、危険を感じるところなのです。
危険を感じるので皆が警戒して渡っているから今のところは事故が起きていない、みたいな場所なのですね。
ついでに、わたくしが横切ったところ(つまり公園の前)は東側も100メートルほど行くと坂の頂点になっているのです。
したがって、わたくしはその付近で最も見通しがよくかつ最短の距離で移動できるまさに最適コース(笑)を歩んでいたわけで、それに対して「横断歩道を歩いてください」とはまったくの愚挙であると言わざるを得ません。
まあ、交通安全指導員ならせめて横断歩道がないことぐらいは把握しておきやがれと。
というか、今日の昼間、またそこを通って公園に入ったら、公園内の小道に黄色いテープを張り巡らされていて、何やら通行止め状態になっていたのです。
黄色いテープというと、やはり殺人事件の現場保存のためですよね。
と、ドラマを見過ぎるとそういう脳味噌になりますが、おそらく、雨のせいです。
とにかくこのところ雨が降りまくったので、そこの公園の小道はだいたい土と粗い砂で出来てるんですが、流されちゃったんだろうと。
しばらく通行止めかも。
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