火星の食糧事情というのは、実はかなり厳しいのであります。
実際の問題として火星ではあまり食べ物になるものがありません。地球に比べればはるかに人口がは少ないものの、食料の自給率を考えると「人間がいっぱい」、まあ地球的に言うと「火星人がいっぱい」なわけです。
私達が地球にqwimして来ているわけは、まさにここにあります。地球の食材を火星に運んでいるわけです。
ちなみに、どの火星人も地球までqwim出来るわけではなく、したがって火星-地球間をqwimできる火星人の役割は非常に大きいのです。
頻繁に地球に来るため、地球についてを研究したいと考えている者には都合がいいですが、他の事に従事したいと願う向きにはいささか不評です。
火星は寒いので、塩辛い食べ物が比較的好まれます。
もっとも人気のある食べ物は、「塩辛丼」です。
火星では、これは日本料理だということになっています。確かに日本では、ご飯も塩辛も食べますが・・・。
一般の火星人には「~丼」というのは全て日本料理と認識されているようで、「キャビア丼」「チャーハンかに玉丼」「ハルマゲ丼」「欽丼」などが多くの日本料理店のメニューに並んでいます。
なかには、塩辛丼にプリンを乗せて食べる人もいます。
さて、私達が地球からいくら食料を運んでも、やはり全ての火星人の胃袋を満たすことは出来ません。
火星オリジナルの食材があります。
火星は地表では野菜などは、なかなか栽培できないし、地表で家畜を飼うのは不可能です。もちろん、野生の動物などはいません。
やはり地下で、栽培や飼育することになります。
地下で植物を栽培するということになれば、やはりモヤシ系、所謂スプラウトが自然と多くなります。まあ、栄養はあるのですが、そればっかりではね・・・。
そして家畜は鶏類です。地球のブロイラーをさらに改良したポイラーという種類があって(これはミウラさんと言う人が改良したものです)、これはなかなかホットです。w
そして、月に何度かの配給食。
私は西連邦に所属しているので、その呼び名はソイレントグリーンといいますが、必要な栄養がそれだけで足りるもので、まさに貴重な栄養源なのですが、味がね。
どうしてもソイレントグリーン塩味とかソイレントグリーンバーベキュー味とか、塩辛味とかが欲しくなりますが、それらも配給が決まっています。
中央政府高官には、塩辛味が多く流れているという噂もあります。
このソイレントグリーンは火星でとれるいろんな食材を混ぜたものですが、一部には、お爺さん、おばあさんを安楽死させて、それを混ぜているなんて噂もあります。まさかね。。。。
ちなみに、東合衆国では、呼び名が異なっていて、ブリリアントグリーンといいます。
さて、私ですが、地球にqwimしてきていたのはいいのですが、地球で倒れて、そのまま当分qwim出来ない体になってしまいました。
しばらく故郷にはかえれそうもありません。
しくしく。
| Trackback ( 0 )
|