今治タオルの件はまさに日本社会の構造的問題

今日は頭痛・肩凝り・リンパ腺（腫れ）と具合がよろしくないので超短めにします。

先日、ＮＨＫが報じた今治のタオル工場の話。
外国人実習生のあまりにもひどい扱いに、みな（といか大半の人ですけど）憤り、これをいまどきのＮＨＫが報じたことで「ＮＨＫよくやった」「現場ではまだがんばってる人がいる」と、こちらは評判になりましたが、
この今治のタオル工場について会社名などは伏せて伝えたために、様々な憶測とデマがとびかいまして混乱。

「今治ブランド終わった」という声がある中、「いやこの工場は今治タオル工業組合には入っていない会社だ。これで『今治タオル』が地に落ちたというのはブランドの棄損だ」といったような意見も。
こうなるとどういう工場か知りたいですよね。
そしてわかったのが
結局今治タオル工業組合の下請け
NHKノーナレの報じた「実習生奴隷化企業」、結局今治タオル工業組合の下請けでした
下請けやってるところなんだって。
おそらく余計悪いですよね。

「ブランド」としての企業が、こういう下請けに負担をかけながら「ブランド」を保っているんですよ。
日本人は異様にブランド好きで、名のある企業は無駄に信用度が高いわけですが、実態はこういうことなんだ。
下請けがしわ寄せを食っているのですよね。
だいたいタオル工場の下請けというのはどんなんだろうとも思いますが。
そこの下請けを使って組合に加入している会社はどんな業務をやっているのかと。
結局、ピンハネに近いですよね。（控え目に言ってますが）
これって、日本ではどこの業種でもあるんじゃないですかね。

上はほとんど乗っかっているだけで、下が（場合によっては何段にもわたって）支えているんですね。しかも飲まず食わずで。
人間ピラミッドか。



アバド。
Verdi - Requiem: Dies Irae
ヴェルディのレクイエムは録音がたくさんあるんだ。

ブランデンブルグ全曲。
Bach - Brandenburg Concertos

マーラー１番。
Mahler - Symphony No.1
昔の演奏です。
音も画質も良くないですが。