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以前ですね、ヴィオラ・ダ・ガンバを「脚が付いているヴィオール」と言ってしまったので、訂正したいと思います。
「脚で支えるヴィオール」です。
ヴィオールはバイオリン系一般(バイオリンからコントラバスまで)のことで、ヴィオラ・ダ・ガンバのヴィオラはそのヴィオールの意味で、あのヴィオラ(という具体的な楽器)のことではないのです。

今日はそのヴィオールの中からチェロ系の古楽器についての特集なのです。

まず、普通のチェロから。
Elgar - Cello Concerto
だいたい4弦です。
Beethoven - Cello Sonata No 3

続いて、ヴィオラ・ダ・ガンバ。
Bach - Sonata for viola da gamba
弦が7本。なのでかなり高い音が出せますね。

Jordi Savall plays Abel, Bach, Schenck
ジョルディ・サヴァール(サヴァイ)さんの演奏は欠かせないので。

アルペジョーネ。
Schubert - Arpeggione Sonata Mvt.2,3
2,3楽章。ちょっと録音状況に問題がありますが、
アルペジョーネソナタをアルペジョーネで演奏している動画ってほとんどないんですね。
フレットが付いているのが特徴です。

続いて、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ。
Bach - Brandenburg Concerto No 3
既出ですが、真ん中付近の割りと目立つ人がシギスバルド・クイケンさんですね。大阪講演。
肩から掛けるチェロと。ヴィオラ・ダ・スパッラとも言うようです。完全にヴィオラ・ダ・ガンバタイプの同じネーミング。
5弦です。
こういう古楽器での演奏を広める役割を果たしたのがクイケン兄弟ですね。
昔の楽器は性能面ではやや劣りますから、軽く見る人もいたわけで。

Bach - Cello Suite No. 6 (BWV1012) gigue
バッハの無伴奏チェロ組曲第6番ジーグ。
スコットランドやアイルランドの方ではジグと言っていた舞曲のあれ。
全曲の演奏もありますが。

ヴィオロンチェロ・ピッコロ。
J. S. Bach - Partita No.6 (BWV 1006)
小さいチェロということですね。これも5弦です。
無伴奏バイオリン組曲をヴィオロンチェロ・ピッコロで弾いています。

この楽器を復元して弾いたのが、
Bach - Partita No.6 (BWV 1012)
こちらのアンナー・ビルスマさんですか。
本人がヴィオロンチェロ・ピッコロを弾いている映像はなかなかないので、これは音だけ。
チェロ組曲の中で、6番はバッハが「5弦のチェロで」という指定をしていたらしいのです。
なので、このコンサートでは6曲とも弾いているんですが、他は普通のチェロで6番だけピッコロ。
(その後のフルートとチェロのソナタでもピッコロを弾いてますが)
「5弦で」ですから、スパッラでもいいんですけどね。

あ、映像少しありました。
Bach - Cello Suite No.6 Gavotte

最後は再び普通ので。
Dvorak - Cello Concerto

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