1/99(きゅうじゅうきゅうぶんのいち)

あみものと手仕事と旅の記録

Road to NC (1)

2010-02-01 05:28:56 | U.S.2010
アメリカ南東部のノースカロライナ州にいます。
翻訳のテーマ関連での調査研究旅行で、約1週間の滞在予定です。

アメリカに来たのは、大学の卒業旅行以来、14年ぶり(トシがばれる)。
前回は、シアトル-デトロイトーボストンという北部ばかりを4週間かけてまわったのだけれど、今回は南部。
以下、メモ書き程度にここまでの旅程と印象をざっくりと。


1月30日土曜日の早朝に日本を出発したので、まだ2日しか経っていないのだけど、いまもっとも驚いているのは、とにかくスペイン語(と思われる言語)を話す人たちが多いこと。そりゃ、公用語にしようという州もあるとかないとかいうのもわかるってかんじ。前回と比べるしかないわけなんだけど、時間の経過で移民が増えたからというよりも、地域性・地理的要因のほうが大きい気がしています(実際のところはどうなんだろう)。

スパニッシュ系でも、もともとの出身地は中米から南米、プラス米国内生まれの2世も含めていろいろだときくし、ここに黒人、アジア人、白人、先住民が加わって、アメリカってほんとに人種がごったがえしなんだと実感中。こういう複雑な構造のなかにいると、自分の存在意義とか、社会のなかでの自分の位置とか、力の有無とか、常に意識しておかなきゃいけないんだろうなという印象です。そういうなかで、社会的に容認されないような形で自分の存在を認めてもらいたい!(要するに犯罪に走っちゃうとか、DVとか子ども虐待とか、ね)っていう負のパワーみたいのが出てきてしまったりするんだろうなあ、と考えてみたり。まあ、当人たちは、わたしが思うようには感じていないのかもしれないけれど(ちょっとネガティブに推察しすぎかしらん)。

飛行ルートは、(もはや一地方空港でしかない)関空-成田ーダラス-ノースカロライナ、のはずが、なんとダラスでフライトキャンセルに出くわして1泊(夕食をホテルの外で食べたけど、ダラスは、テキサス~、西部~、カウボーイ~ってかんじのマッチョなとこでした。超ビッグサイズのハンバーガーの写真を載せられないのが残念)。

フライトキャンセルの原因は、ノースカロライナを襲った猛吹雪。なんでも、昨夜まで市内全面交通禁止の事態だったとか。1週間ほど前から、訪問先の先生たちから「寒波がくるから防寒対策しっかりね」と言われていたし、日本を出る直前までずーっと状況を説明してくれていたおかげで、ダラスで「フライトキャンセル、ここで1泊して」と言われても冷静でいられました。あのこまめな連絡がなかったら、パニックになったに違いない。

そんなとてもきめ細やかで、(おそらくそれゆえ)全米屈指の名門校のトップに名を連ねている先生方に、明日お会いします。大学院の授業も見学させてもらえるので、なんだかプチ留学みたいなかんじで、楽しみ。なんだけど、いまは火曜日に英語でやる「日本の児童虐待の現状について」のプレゼンでアタマがいっぱい。いまのところ買い物とホテルくらいでしか英語を話していないけど、アウトプットがぜんぜんダメダメで、これまたやや気が重い…。もうちょっといけるかと思ってただけに、がっかり。思わずタイ語が出そうになったりして、もうグダグタです。

それにしても、14年前のアメリカ旅行を手配したときは、電話とFAXが最速の通信手段だったのに、いまやインターネットでブログを更新したり、twitterでつぶやいたり、フライトキャンセルの連絡もメールですいすいできるなんて、隔世の感いだきまくり(それで思いだしたけど、アメリカの前年にい行ったカナダではフライトの遅れがあって、その連絡がうまくできなくてかなり悲惨な目にあった)。

そんなこんなで、超ミニサイズのノートPCを使用しているため、目が疲れてきた(のと、内容がとりとめなくなってきた)ので、今日はこのへんで。明日以降の記録は、なんとなく、帰国後になるんじゃないか…なんて思っていますが、またレポートします!