今日のクローズアップ現代を観ていた人たちは、以下の芥川の論説に同感していただけるはずである。
芥川は社会に出てからの親友が商社マンのひとたちだったから尚更に思うのである。
アフリカで頑張っている商社マンと政府の窓口を特集していたのである。
チームジャパンとして取り組まなければならない、厳しい現実と、中国や韓国との競争を伝えていたのである。
芥川は日本のマスメディアの重鎮の人たちに、昨日の日経の「大機小機」を贈りたい。
ケインズの洞察と黒田日銀
文中黒字化は芥川。
長期金利が大きく振れたのを機に、日本株が連日の乱高下を演じている。
黒田東彦日銀総裁が4月に実施した異次元の金融緩和にも、待ってましたとばかりに批判が加えられ出した。
黒田日銀は市場の期待に働きかけることを重視するが、いかにもとらえどころがない期待について深い洞察を試みた経済学者がいた。いうまでもない。ケインズである。
間宮陽介氏の訳を参考に、主著『雇用、利子および貨幣の一般理論』をひもといてみよう。
人々がなぜおカネにしがみつくかを論じた「流動性への心理的誘因と営業的誘因」は、さながら今日の日本をみるようだ。
中央銀行は公開市場操作で市場利子率を下げようとするが、ここで厄介な問題に突き当たる。利子率の先行きについての不確実性が、人々に現金を保有させる誘因になってしまうことだ。
金利水準が下がるほど、人々はわずかな金利変動にさえ臆病になる。結果的に、「(たとえば)2%の長期利子率では、希望より怖れが優勢となる」。
金利は時と場所によって異なるとはいえ、今の日本では長期金利は1%を下回る。
しかも「利子率は高度に心理的現象」であり、中央銀行に対する人々の信頼がモノを言う。
だから、「実験も同然だ、朝令暮改的だと大衆に思わせるような金融政策は、長期利子率を大きく低下させる目的を果たせずに終わるだろう」。
同じ政策でも、見せ方が大切だ。「大衆に、適切だ、現実的だ、あるいは大衆の利益にかなっている……といった印象を与えるもの」は、成功する可能性が高い。
そして、「どのような利子率であれ、それが永続きしそうだと十分に強い確信をもって受け入れられるならば、現に永続きする」のである。
ケインズの洞察によれば、人々の生活態度には確固とした知識の裏付けなどない。
「大衆が利子率の緩やかな変化に対してかなり急速に馴染んでいくことはあり得る」。
そう考えれば、「少しは気も楽になろう」と言い切っている。
『一般理論』は不況と失業という難病に取り組むための、知的な実験だった。
黒田日銀の異次元緩和はデフレという難病の解消を目指すものだ。
両者の発想と行動が似ていたとしても不思議はない。知の武器庫を活用するときだ。(和悦)
もし、あなたたちが日本を愛する日本国民ならば、チームジャパンとして、20年も続いたデフレを克服するために、後、20年間、強い経済と高い株価を維持し続けて税収を増やし、国民の収入を増やし、若者が安心して結婚できる経世済民治国平天下を作り、少子化にもピリオドを打つ事に何の反対もないはずである。
資本主義社会の政治家が為すべき事は株価の維持であり、強い経済を維持する事であると言っても過言ではないのである。
それと強く巧みな外交力。
それ以外は一切要らないといっても過言ではないのである。
芥川は社会に出てからの親友が商社マンのひとたちだったから尚更に思うのである。
アフリカで頑張っている商社マンと政府の窓口を特集していたのである。
チームジャパンとして取り組まなければならない、厳しい現実と、中国や韓国との競争を伝えていたのである。
芥川は日本のマスメディアの重鎮の人たちに、昨日の日経の「大機小機」を贈りたい。
ケインズの洞察と黒田日銀
文中黒字化は芥川。
長期金利が大きく振れたのを機に、日本株が連日の乱高下を演じている。
黒田東彦日銀総裁が4月に実施した異次元の金融緩和にも、待ってましたとばかりに批判が加えられ出した。
黒田日銀は市場の期待に働きかけることを重視するが、いかにもとらえどころがない期待について深い洞察を試みた経済学者がいた。いうまでもない。ケインズである。
間宮陽介氏の訳を参考に、主著『雇用、利子および貨幣の一般理論』をひもといてみよう。
人々がなぜおカネにしがみつくかを論じた「流動性への心理的誘因と営業的誘因」は、さながら今日の日本をみるようだ。
中央銀行は公開市場操作で市場利子率を下げようとするが、ここで厄介な問題に突き当たる。利子率の先行きについての不確実性が、人々に現金を保有させる誘因になってしまうことだ。
金利水準が下がるほど、人々はわずかな金利変動にさえ臆病になる。結果的に、「(たとえば)2%の長期利子率では、希望より怖れが優勢となる」。
金利は時と場所によって異なるとはいえ、今の日本では長期金利は1%を下回る。
しかも「利子率は高度に心理的現象」であり、中央銀行に対する人々の信頼がモノを言う。
だから、「実験も同然だ、朝令暮改的だと大衆に思わせるような金融政策は、長期利子率を大きく低下させる目的を果たせずに終わるだろう」。
同じ政策でも、見せ方が大切だ。「大衆に、適切だ、現実的だ、あるいは大衆の利益にかなっている……といった印象を与えるもの」は、成功する可能性が高い。
そして、「どのような利子率であれ、それが永続きしそうだと十分に強い確信をもって受け入れられるならば、現に永続きする」のである。
ケインズの洞察によれば、人々の生活態度には確固とした知識の裏付けなどない。
「大衆が利子率の緩やかな変化に対してかなり急速に馴染んでいくことはあり得る」。
そう考えれば、「少しは気も楽になろう」と言い切っている。
『一般理論』は不況と失業という難病に取り組むための、知的な実験だった。
黒田日銀の異次元緩和はデフレという難病の解消を目指すものだ。
両者の発想と行動が似ていたとしても不思議はない。知の武器庫を活用するときだ。(和悦)
もし、あなたたちが日本を愛する日本国民ならば、チームジャパンとして、20年も続いたデフレを克服するために、後、20年間、強い経済と高い株価を維持し続けて税収を増やし、国民の収入を増やし、若者が安心して結婚できる経世済民治国平天下を作り、少子化にもピリオドを打つ事に何の反対もないはずである。
資本主義社会の政治家が為すべき事は株価の維持であり、強い経済を維持する事であると言っても過言ではないのである。
それと強く巧みな外交力。
それ以外は一切要らないといっても過言ではないのである。