文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

再発信!人類最大のピア二ストと言っても過言ではない人間が来日した、たった2,3回の演奏会の演目すら出てこないのだから

2024年12月19日 15時31分43秒 | 全般
これで一旦終了と書いた時、YouTubeは、あろうことか、ひょっとすると、この人が、これまでの最高のピアニストと言っても過言ではない、ミケランジェリのショパン・バラード1番を出して来た。

高校3年生の1年間、毎日、NHKFMでクラシックを聴いて過ごしていた(やり過ごしていた)私が、当時の京都会館で彼が行った来日公演に馳せ参じないわけはなく…。
既に大阪に住んでいた私は、今でも、この日の彼の演奏を明瞭に覚えている。
とにかく、全てが別格だった。
彼の響きは超弩級の天才の響き。
彼の元で、とことん学んだからポリーニがポリーニとして完成した事は歴然たる事実。
凡そ、クラシック、そしてピアノに関心のある人は、このライブ映像を見たら、それこそ、いきなり雷鳴に打たれたような思いがするはずである。
しかも指揮者はチェリビダッケ!で、ロンドン交響楽団。
(私は、ある時期、指揮者はチェリビダッケが一番、と思っていた)
そうして誰もが思うのではなかろうか。
嗚呼、ミケランジェリなんだ、と。
ミケランジェリの前にミケランジェリなく、ミケランジェリの後にミケランジェリ無し(ポリーニがいたわけだが、ミケランジェリは、規格外の超弩級で誰とも比較する事はできない)

あの日、京都会館を出て帰路の途中で見上げた京都の空は、実に見事な満月だった。
ミケランジェリを京都会館で聴けたのは奇跡なのだと満月が告げていたのである。
アンコールで彼は2曲弾いたはずと思いネットで検索したのだが、京都会館での演目すら出てこない。
ネットも、まだまだ、腑抜けなのである。
人類最大のピア二ストと言っても過言ではない人間が来日した、たった2,3回の演奏会の演目すら出てこないのだから。
♪主よ人の喜びよ♪と♪月光ソナタ♪だったはずなのだが。

註:ゴジラのテーマは、この曲の第2楽章の箇所からのパクリじゃないか。
まぁ、これほど凄い曲だから、強烈に脳裏に残ていたんだろうけど。


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