文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

そこにメディアが加わった。読書も思索もしない一般国民が、メディアに扇動され、騙されてきたのだ。

2022年12月27日 12時01分27秒 | 全般

p243―p253
第七章 韓国を牛耳る左翼勢力の専横的な歴史歪曲
韓国の共産主義者たちの信条「歴史を支配するものが国家を支配する」
朝鮮の歴史は党派争いの繰り返しであり、権力争奪をめぐる謀反と謀略に満ちた恥すべき歴史だ。
老論(李朝時代に党争を繰り広げた四つの党派の一つ。他に、少論、南人、北人がある。)が支配した時は老論が歴史を書き、少論が支配した時は少論が歴史を書いた。
世界で嘘をつくことに長けた民族が書いたこのようなご都合主義的な歴史を額面通りに受け取ることはできない。
今の韓国の歴史は共産主義者たちが書いた。
しかも、朝鮮人の中でも粗雑な共産主義者たちが意図的に歪めて書いた歴史だ。
彼らは金日成教のいわば信者であり、我々と共存することができない種族だ。
そのような種族が書いた韓国の歴史に、善良な国民は騙されている。
独立後に南北が分断されてからの韓国の歴史は、「進歩」と「保守」との闘争の歴史だ。
「進歩」は韓国内の共産主義者たちを意味し、「保守」は李承晩と朴正熙に代表される自由民主主義を堅持する国家守護勢力を意味する。
「進歩」と「保守」という言い方は、金日成が使い始めた。彼は「保守」をそのまま「保守」ではなく、「保守反動」と名付けた。
彼は韓国をアメリカ帝国主義の植民地だと決めつけて、「南朝鮮政府と財閥は米帝の手先となって、労働者を搾取し、韓国の民衆は民族の太陽である金日成の主体思想を学ぶことなく奴隷のように募らしている」と糾弾したが、その一方で「そのような連中とは異なる進歩主義者たちが主体思想に目覚め、そうした先覚的な活動家たちが韓国で主体思想を広める闘争を繰り広げている」と韓国内の左翼勢力を持ち上げた。
この闘争こそが韓国の民衆を解放する「民主化運動」であるというわけだ。
したがって、従北(親北朝鮮)主義者が言う「進歩」とは、「先んじて前に行く」という意味ではなく、「金日成が民族の太陽である」という教えに帰依していることを意味する。
一般の国民は民主化を「民主主義を促進させる運動」だと解釈しているが、金日成追従者たちにとって「民主化」は「主体思想の普及を邪魔する勢力を叩き潰す運動」であり、彼らは韓国人民が幸福になるためには、「その障害となる米帝とファッショ政府と資本家を処断する闘争を行わなければならない」と考えている。
言葉を巧みに操るのは共産主義者たちの得意とするところだ。
反国家勢力である共産主義者たちは、自分たちを「進歩的勢力」だと宣伝し、国家を転覆させるための暴力闘争を「民主化運動」だと宣伝してきたのだ。
そこにメディアが加わった。読書も思索もしない一般国民が、メディアに扇動され、騙されてきたのだ。
植民地から独立国となった韓国の歴史は、旧ソ連と北朝鮮が主導する対南工作との闘いの歴史であり、数え切れないほどの暴力行為が繰り広げられて来た。
これを最も象徴的に表しているのが元・朝鮮人民軍大佐の大物スパイであるキム・ヨンギュ(1936~)だ。
1951年3月、ソウル中学校2年生だった彼は敗走する北朝鮮軍に捕まって北へ連れて行かれた。
朝鮮労働党の対南工作部副部長(次官級)を経て、金日成から英雄称号と一級金星メダル、そして三度の国旗勲章を与えられた。
1976年9月、仲間と3人でスパイとして韓国に潜入した際、同行のスパイ2人を射殺して韓国に帰順した。
韓国で広く知られている「金日成の秘密指示」は彼が情報提供したものだが、「宗教界を掌握せよ」、「頭の良い学生たちはデモに出さずに判事や検事にさせろ」といった指令は、今や彼らの目論見通りに現実化している。
キム・ヨンギュは帰順するまでの10年間、幾度も韓国に侵入しスパイとして暗躍したが、その内容は1999年に刊行された彼の著書『対南工作秘話:声なき戦争』(ウォンミン出版社)に記されている。以下にその一部を紹介する。
韓国を赤化させた対南工作の実話
振り返ってみれば、1970年代および80年代の全期間にわたって、韓国の安全保障を危険に哂した各種の激烈な騒擾事件が、ほかでもない北朝鮮の工作によって惹き起こされたものだということに、疑問の余地も、再論の余地もない(413ページ)。
4.19(1960年のいわゆる4月革命)の時も、デモの学生たちが”行こう、北へ!” ”板門店で会おう!”というスローガンを叫んで大騒ぎしていたでしょう?その時も私はソウルで学生デモを裏で指揮していました(81ページ)。
民主化とは1960年代から北が韓国の不満勢力を扇動するために使った偽装用語だ。
韓国の民主化運動は北の指令によるものであり、韓国に民主政府を樹立することが金日成の目標だった。
4.19を北朝鮮では「4.19民衆抗争」と呼んで、統一のチャンスを逃した抗争だとされており、5.18光州事件も同様に「5.18民衆抗争」と呼んでいる。
4.19も5.18も北の工作によって惹き起こされた事件だ。
金大中は北が育てた人物だし、彼の地元である湖南(全羅道)は赤化統一の戦略的拠点だった。
67年の選挙は、共和党と新民党との激戦となったが、統一革命党(北の在南地下組織)のメンバーたちは明け方から夜遅くまで水浦の駅前やターミナル、市場など、選挙区をくまなく訪ねて、、今回の国会議員選挙は木浦にとって生き残りをかけた選挙だ。木浦市を生かして我々が生き残るためには共和党を落選させなければならない”と声高に呼びかけていた(72ページ)。
前述の引用の中に重要なポイントがある。
統一革命党の北のスパイが1967年に木浦に大挙して赴き、第7代国会議員選挙運動に潜り込んだのは、ほかでもなく金大中を当選させるためだった。
67年6月4日午後2時、木浦駅前で金大中は次のような遊説演説をした。
「皆さん、私の目を真っ直ぐに見てください。私の顔をはっきりと見てください。私には大志があります。私は不正なお金をもらって将来を台無しにするような人間ではありません。私は自分の大きな夢の実現に向けて邁進するのみであり、汚いお金など、いくら状況が苦しくても眼中にないと明言しておきます、みなさん」。
元・大物スパイ、キム・ヨンギョ氏の証言通り、金大中は金日成が育てた人物だということが実感できる一節だ。

 

 


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