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再発信!ロザリオの話は出来過ぎの嘘だが、東京湾事故は結局、朝日の勘繰りが勝って事故調の最終結論は

2024年09月18日 23時10分47秒 | 全般
ロザリオの話は出来過ぎの嘘だが、東京湾事故は結局、朝日の勘繰りが勝って事故調の最終結論は「機体欠陥もあり得る原因不明」に捻じ曲げられた。 
2020年07月31日

以下は、籠池の次、と題して掲載された先週号の週刊新潮の掉尾を飾る高山正之の連載コラムからである。
本論も彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである事を証明している。
昭和41年、千歳から羽田に向かった全日空機が暗夜の東京湾に墜ちた。 
管制塔との交信は木更津上空から19時00分20秒。
その40秒後、管制官の呼びかけに応答はなかった。 
木更津と羽田を結ぶルートが捜索され、木更津から13㌔の地点で乗客乗員133人の遺体と機体の残骸が見つかった。 
運輸省は航空界の大御所、木村秀政日大教授を団長とするチームに事故原因の調査を委託した。 
事故機はボーイング社の最新鋭727型機で、性能はほとんどジェット戦闘機並みと言われた。 
実際、沖縄返還の折に佐藤栄作首相が同型機で那覇に飛んだが、空自の護衛機F86戦闘機が追いつけなかった逸話もある。 
とくに降下性能が抜群で、米国でも操縦士が気付かぬまま、降下し過ぎて3件の事故が起きていた。 
回収機体の調査でも特段の異常は発見できず、高性能機を使いこなせなかった操縦士の「操縦ミス」で大方が納得していた。 
ただ世間には猜疑心の強い輩が結構いる。
中でも朝日新聞は病的だった。 
彼らは事故調の木村秀政が全日空の機種選定に関わり、問題の727型を選んでいたことを怪しんだ。
「自分で選んだ機種に機体欠陥があったら立場がない」「端から操縦ミスにする気だった」という疑惑を持ち出した。 
根拠はない。
何とかの勘繰りそのものだが、そういう目で見ると「乗客の火傷」もそれが墜落前なら機体欠陥があったことになる。
因縁はいくらでもつく。 
中に乗客の一人が「普段はしないロザリオを首にかけた」状態で見つかった一件に朝日は執着した。 
機内に火が走って、機は急降下する。
最期を悟った乗客がロザリオを首にかけたのではないかと。 
柳田邦男はそれを描いて大宅壮一ノンフィクション賞を貰った。
ロザリオの話は「真実」になって世間は木村秀政を疑い出した。 
ただ事故は30秒の間に起きた。
パニック心理学では、人は脳の処理能力を超えると論理的な行動をとれないと断定する。 
ロザリオの話は出来過ぎの嘘だが、東京湾事故は結局、朝日の勘繰りが勝って事故調の最終結論は「機体欠陥もあり得る原因不明」に捻じ曲げられた。 
味を占めた朝日はそれ以来、下衆な疑惑で勝負を始めた。 
その一つに国有地を安く払い下げてもらった森友学園疑惑がある。 
朝日は「安倍昭恵が森友学園の籠池の知り合い」だから「用地値引きに口利きした」と勘繰った。 
財務省は確かに提示価格9億円から8億円も値引いたが、ここは産廃処理用の池。
掘ればゴミの山だ。
おまけに頭上を伊丹空港に進入する飛行機が通る。 
値引きは当たり前で現に隣の豊中市の公園は14億円も値引きしている。 
しかし北朝鮮のミサイルから視線を逸らしたい野党が朝日の勘繰りに乗り、テレビ局も騒ぎ出した。それで財務省出先機関の職員も自殺した。 
しかし元がただの勘繰りだ。
火がないから煙も立たない。
尻すぼみで終わった。
で、朝日は東京湾事故を思い出した。
安倍潰しは非科学的情緒論でいこう。 
それで自殺した職員の夫人に国を訴えさせた。 
先日、大阪地裁で弁論があったが、それを報じる朝日の紙面は凄かった。 
一面で「夫の自死真相知りたい」と感情を高めて社会面で「最後の朝夫は『ありがとう』と」のお涙頂戴で突き進む。 
社説でも「政権に良心はあるか」と安倍に自殺の責任があるかのように書く。 
自殺させたのは「もんじゅ」の職員二人の自殺と同じ、事実を見ないで騒ぐメディアだったのに。 
それに森友疑惑ではずっと主役を張った籠池夫妻がこの「全紙面森友」に一切出てこなかった。 
籠池は反安倍の菅野完や福島瑞穂に「騙された」とネットで告白している。 
勘繰りの邪魔者は切って捨てる。
朝日らしい配憶だ。 
職員夫人も明日は切られる。
それが可哀想だ。


2024/9/13 in Miyajima

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