座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

榊の植樹

2017年12月05日 | 境内の様子

先日、いつもの職人の方に依頼をして境内裏手に榊の植樹を致しました。

境内の管理をする以上、どうしても剪定や伐採といった作業に普段気をつかいがちですので、新たに木を植えるというのは滅多にない事で喜ばしい事です。

今は真新しい敷土の上に美しく整列しています。 裏手なので参拝の方の目に触れないのが少々勿体ない部分もありますが…

『榊(さかき)』はツバキ科の常緑樹で、生命力の強さ・葉の緑の美しさから尊ばれてきた歴史を持ちます。 御神前の装飾や大麻・玉串として神事にも使われる神社にとってはお馴染みの木です。

漢字で「神」と「木」を合せて「榊」となりますが、これは中国から渡来した字ではなく日本で生まれた漢字で、この国で古くから神事に用いられていた事が伺えます。 ちなみに「さかき」という読みは「境の木」を意味すると言われています。

 

現在当神社のお祭りで用いる大麻・玉串は全て境内の榊から採っています。 この木も成長すればお祭りに参加してもらう事になるのでしょうね。 大事に育てていきたいと思います。