本日7時より、毎月1日15日恒例の月次祭が執り行われました。
今はもう夏日の様な暑さになっていましたが、この祭典中はまだとても涼しく秋も深まってきていると感じさせるものでした。境内の樹々もこれから紅葉してくる頃と思います。
祝詞奏上の様子
祭典後の小講話
今日の小講話でも触れましたが、この10月を和名で『神無月(かんなづき)』と呼びます。
稲刈りなど秋の収穫が盛んになり神祭りが増える月「神の月」に由来すると考えるのが一般的かと思いますが、異説も多くあります。
例えば
・「神無月(かみなしづき)」…全国の神々が縁結びの相談のため出雲大社に行き留守となる(「下学集」「奥義抄」)
・「神無月(かみなしづき)」…“伊弉諾尊の崩れ給ふ月なれば”(「世諺問答」)
・「雷無月(かみなしづき)」…季節が変わり雷が鳴らなくなる(「語意考」)
・「醸成月(かみなんづき)」…11月の新嘗祭の準備として新酒を醸す(「大言海」)
こう異説が多いのも不思議ですが、日本語の懐の深さと言いかえる事もできるでしょうか。