本日は清々しい晴天にも恵まれ、境内では七五三のお祝いの歳を迎えられたお子さんを写真におさめる姿が多く見受けられました。伊勢の神宮で毎年10月におこなわれる神嘗祭(かんなめさい)での懸税(かけちから)に倣って、先日当社でも本殿の柱に懸税を懸けています。
神嘗祭は、秋の稔りに感謝する一年で一番大切な神宮のお祭りで、天皇陛下御自らがおつくりになられた稲穂をはじめ、全国から献納の新穀が神宮の内宮、外宮、各別宮の内玉垣あるいは瑞垣にかけられ、奉られた稲穂を懸税と呼びます。
神社が社殿も何もない時代には、稲架(はさ)に稲や採れた穀物を田畑から収穫したままの姿でかけ、今年はこれだけ穫れましたと、神様にお供えしたのが始まりで税金の起源という話もあるそうです。
当社では、注連縄奉納同志会様からいただきました初穂、神奈川県神道青年会様からいただきました初穂、また当社のバケツ稲で取れました初穂を懸税として本殿の柱に懸けております。お参りの際には是非ご覧になって下さい。