今日は、秋晴れの気持ちの良い晴天に恵まれました。
さて、神社とは神様をお祀りする神聖な場所で、その入り口に立っているのは鳥居です。
この鳥居は神聖な場所である神域への門で、神社を表す地図記号として使われております。
この鳥居が複数ある神社もございます。その場合は最も大きい鳥居が神域全体の門として参道の入り口にあり、一の鳥居と呼ばれ、本殿に近づき聖性が高まる段階ごとに鳥居が設けられております。これを二の鳥居・三の鳥居と呼びます。
鳥居の語源は諸説あり、゛通り入る゛がなまって鳥居になった説。
天照大御神が天石屋戸にお隠れになった際に、八百万の神が鳥を木に止まらせ鳴かせて、天照大御神のお出ましを願いました。その時の鳥の止まり木を鳥居とする説など。
鳥居の形にも種類があり、当社の参道の鳥居は明神鳥居といった種類にあたります。また、稲荷神社の鳥居は朱塗りのものが一般的です。この朱色の赤は、耕作に適した春の暖かさや、明るく正しい陽気を招くと考えられたからだそうです。
鳥居にもこのような入り口を示す意味があるので、入る前には一礼をしてからと言われるのですね。
鳥居をくぐる際は、これから神様の場所(神域)に入るんだという気持ちをもって、今一度立ち止まり心を落ち着かせてお参りされてみてはいかがでしょうか。