境内の清掃は毎朝必ず行っていますが、秋になりますと落ち葉だけでなく木の実なども見かけるようになります。ついこの間までは銀杏の実が熟して強い香りを放っていましたが、今朝の掃除ではドングリが落ち始めているのに気がつきました。
この実は以前この社務日記でも掲載した「スダジイ」の実かとおもわれますが、見ると沢山落ちているものです。ドングリは稲作が始まるまで古代人の主食として食べられていたといいますので、日本人には馴染みの深い木です。
調べると天皇陛下の植樹祭で植えられたのも同じスダジイの木で、大きく繁るため神社では良く植えられる木なのだそうですね。
十月も末に近づきました。境内は紅葉一歩手前、といった風情ですが、段々夜が長くなるのを実感しています。ご参拝の皆様が健やかにお過ごしいただけますことをご祈念しております。