6月になってからは、30℃を超える日が続き、8月を思わせるような気候となっております。
そんな中、境内には南天の白い花が咲いていて、心を和ませてくれます。
南天は古くから日本に自生し、園芸植物として親しまれてきました。花言葉は赤い実が「幸せ」「良き家庭」。白い花は「機知に富む」「募る愛」。南天は縁起物なだけではなく、花言葉も素敵ですね。
また、「難を転ずる」という意味が含まれていたことから、昔、南天の木は外便所や手洗いの場所に植えられていました。今でもお祝いの赤飯の上にのせたり、のし紙に南天の葉を印刷したりします。南天の葉が真っ直ぐに南の天を指すという事と、漢方薬としても大変重要視されました。
鈴鹿明神社が地鎮祭にて用意している「鎮物」。この中にはその土地の神様へのお供え物が入っておりますが、その中のひとつにも南天の葉が入っております。参拝する際には、是非、境内を探してみて下さい。