節分祭など大きな行事があると、自然と倉庫に出入りする機会が多くなります。
そんな中で、随分古いものではありますが、“鈴鹿明神社神前唱歌”というのを見付けました。
“鈴鹿の郷に鎮まりて 氏子の親族家族(うからやから)をば 常盤堅盤(ときわかきわ)に守ります 鈴鹿明神尊しや”
歌詞は三番まであり、上は一番のものです。
昭和18年作とあり、音階については独自の物があったのか他の曲を使ったのか定かではありませんが、内容を見るに例大祭などの際に神職や氏子で歌ったものなのかもしれません。
雅楽や舞を奉納するのはお祭りの中でも大切な要素で、専門の楽人が用意できない場合でも、参列者で“君が代”を歌うなどで『楽を奏する』のが良いとされています。
今の当神社の例大祭では“浦安の舞”が奉納されていますが、歌が歌われていた時代もあったのでしょうか。 機会があれば調べてみたいと思います。