座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

友引の日

2012年05月14日 | その他

休み明けの今日、月曜日は友引の日です。風があって暑くもなく、綺麗な五月晴れとなり清々しい一日となりました。

よくカレンダーに「大安」「仏滅」などと書かれているのは御存じのことと思います。書店に並んでいる暦を見ると更にたくさんの種類の書き込みがありますが、これは暦注(れきちゅう)と言ってその日の運勢を占ったものです。

「友引(ともびき)」とは六曜という見方によるものですが、「共に引いて勝ち負けなし」という意味だと言われています。友を引っ張る、と書くところから弔事をしないように、と多くの人は聞いたことがあるでしょう。争いごとに向かない日なので、転じて今では祝い事をする日、と見られているようです。

他にも大安は「大いに安んじて(安心して)良し」、先勝は「先んずれば勝つ」、仏滅は御釈迦様が入滅した日にあたる、などとそれぞれ謂に説があるようです。勝ち負けの話が多いのは昔の中国で戦の占いに使われていたからだとも言われています。

ともあれ今日は昨日の賑わいがあった分、穏やかに感じられる一日になりました。境内の清掃や整備、祭事の準備などが主な社務になります。

天気の良い日は亀も日向に集まります

波打った境内を均す作業も行いました


安産戌の日

2012年05月13日 | 御祈祷・授与品

本日は天候に恵まれ、また、日曜日戌の日ということもありまして、地鎮祭を始め、安産祈願、初宮詣、交通安全祈願等多くの皆様にご来社頂きました。

安産戌の日は、一人の人間がこの世に生まれてくると言うことは実に大変なことですから、赤ちゃんが母親の胎内に宿ったときから、無事の出産を神様に祈ります。つまり、神様とのご縁は、人がこの世に生まれてくる前から始まっているのです。
人生の礼儀や祭事は、一人の人が誕生する以前から始まっており、懐妊5ヶ月目の戌の日に子宝に恵まれたことを事に感謝し、胎児の健全な発育を願うと共に、丈夫な赤ちゃんを安産できるようにとの願いから、「岩田帯」と言われる帯を妊婦の下腹部に巻くものであります。
戌の日は暦の上で戌にあたる日で、戌の日が選ばれた理由については、犬は一度に多数の子供を産み、安産そのものであることから、それにあやかりたいと願ったものと言われています。

今月は、5月25日金曜日が安産戌の日となっております。本日、安産祈願をお受けになりました皆様お身体ご自愛頂き、元気な赤ちゃんがお生まれになりますことお祈り致します。


梅の実も徐々に大きくなっています。

2012年05月12日 | 境内の様子

天気予報では今日明日と晴れてよい天気なるという話でしたが、今日も空模様はあまりよくありません。

それでも、土曜日とあってお宮参りや車のお祓いなどで御祈祷の方々がお参りに来られています。

どんよりと曇っています

陽射しはときどき雲の切れ間から差しこんできてはいますが、色の濃い雲が広がっています。

気温は20度位と過ごしやすい気温ではありますがなかなか雲がとれませんね。

そんななかでも今年2月に咲いた梅の実はもうこの位までに大きく育っています。

先日の雷雨と突風で多くの実が落ちてしまいましたが、そんな荒れた気象条件の中でもこうやって実っている梅の実は貴重です。

これから1か月あたりは荒れた天気がないことを祈って、6月中旬にはピンポン玉くらいの大きさになったら収穫です。


神社由緒書校正完了

2012年05月10日 | その他

先月より進めて参りました神社由緒書の校正が完了致しました。前回作成の由緒書からまた歴史が積み重ねられ、新たな神社史を追記、また、写真を多く取り入れ、ようやく校正が致しました。

この由緒書にある歴史に、あらたな1ページをしっかりと刻めるようにこれからの神明奉仕に邁進していきます。

印刷の完成は5月下旬を予定しております。お参りの際は社務所で配布しておりますので、お気軽にお声掛け下さい。

由緒書(表面)

由緒書(裏面)

また、昨日は、栃木県青年神職むすび会創立50周年記念式典に参加して参りました。盛大に50周年の式典が執り行われ、式典後、参議院議員三原じゅん子先生による記念講演が行われました。

演題は「守ってあげたい。いのちを懸けて」で、自らの経験を元に子宮頸がん等予防ワクチン接種の公費助成への呼びかけや伝統文化の大切さ、親の大切さ、子供への想いなど様々な観点から熱く語って頂きました。

我々神職も日本の伝統文化を継承し続けなければならない役目を担っております。

神社の神明奉仕を通じて、氏子崇敬者さんへの育成・教化に繋げなければと実感した貴重な講演を拝聴させて頂きました。


遠足の時期になりました。

2012年05月09日 | 境内の様子

今日も朝から曇り空ですが、市内の小学校が校外実習のため神社に来られました。

今回の校外実習は神社にある池や神輿、手水舎など地域にあるものを地図に記入していく作業ようです。

校外実習の様子

4月下旬から5月上旬にかけて座間市内の小学校が遠足や校外実習の予定で連絡が入っていましたが、天候が不順で雨の日が多く行事の変更や中止が相次ぎました。 

今日も午後から天候が不安定ということですが、午前中は何とか天気が持ちそうということで実施されたようです。

小学生にとっても束の間の息抜き。元気な声が境内に響いています。

又、5月になると境内のあちらこちらでいろいろな花が咲いています。春本番というか昔で言うと初夏に当たる季節には多くの花が開花を迎えます。

 この花は、石南花(しゃくなげ)といいツツジ科ツツジ属、ピンクと白がありこれから見ごろを迎えます。

 


季節の移り変わり

2012年05月08日 | 境内の様子

このところにわか雨の日が続いておりましたが、今日は五月晴れの名にふさわしい晴れやかな天気の一日になりました。

今は新緑の季節、ではありますが、この時期は雑草の成長・常緑樹の葉の生え代わり・突然の雨風など木々の多い場所だけに気を遣う時期でもあります。

境内では、唐種招霊(からたねおがたま)の花が咲き、とても良い香りを漂わせています。

唐種招霊(からたねおがたま)はもくれん科おがたまのき属で原産は中国だそうです。

花自体は、それほど目立つようなものではないので葉が多いところではどこに花が咲いているのかわからないほどです。

まさかこの花がこのような香りを漂わせる花であることが不思議な感じがします。

香りがとても強く、百科事典などではバナナのガムの香りなどと記載していますが、私個人的な意見ではどちらかというと高級メロンのような甘~い香りがします。

まだまだ咲き始めたばかりですので、しばらくは楽しめます!

また先日6日は、不安定な気象状況に当社でも数分ではありますが、雷雨と突風のようなものに見舞われ多くの枝や葉、梅の実などが境内一面に落ちて大変な状態になりました。昨日はその後片付けで一日中境内清掃に追われていました。

しかしながら、明日からも不安定な気象状況となるようで、改めて境内各所の総点検を致しております。

短時間で多量の降雨が予想されると各所の排水溝が機能しなかったり、砂や落ち葉などが詰まって少量の水しか流れなかったりする恐れがないか確認を致しました。

先日の気象では、竜巻など各所で被害が報告されています。神社でも被害を未然防ぐ対策を出来る範囲で準備をしておこうと思っております。


突然の雷雨と突風

2012年05月06日 | その他

先ほど突然の雷雨と突風が吹き、停電となりました。皆様は大丈夫でしたでしょうか?

朝より清掃した境内も先ほどの突風で、一気に境内一面落ち葉となってしまいました。明日は朝より大掃除となりそうです。


相模国 国府祭

2012年05月04日 | 神社知識・作法・歴史

本日は、五月晴れの爽やかな祝日となり、立夏も迎え夏の訪れを感じるようになりました。

当社では、大安の祝日ということもあり、多くの皆様のご参拝があり、初宮詣をはじめ、交通安全、地鎮祭、家祓いなどのご奉仕がございました。

また、初節句をお迎えになられましたお子様には、健やかなるご成長を、お祈り申し上げます。

本日、大磯町にて相模国「国府祭(こうのまち)」が斎行されておりますこと、ご存知でしょうか。

一之宮 寒川神社、二宮 川勾神社、三之宮 比々多神社、四之宮 前鳥神社、八幡宮 平塚八幡宮、総社 六所神社が大磯町の国府、神揃山(かみそろいやま)大矢場(おおやば)斎場に集い祭典、神事が行われます。神奈川県指定無形民俗文化財にも指定されております。

大化改新後、それまでその国の有力神社を巡拝していた国司が、巡拝する神社の御分霊を国府近くの神社(総社)に合わせて祀るならわしが起こり、そして国司は巡拝をやめて総社に神拝し、国家安泰の祈願所としました。そこで国司は総社に御分霊を納めていただくために各神社に神輿を以って国府に集まるようお願いをしました。これが国府祭のはじまりともされております。

六社の神輿が国府に集い、また座問答という神事など見どころがたくさんの相模国最大の祭典でございます。

是非、来年は大磯町国府にお参りしてはいかがでしょうか。

「座門答」神事の様子

 


相模大凧まつり

2012年05月04日 | 社外活動

本日5月4日より5日にかけて、座間市と相模原市が相模川河川敷にて大凧まつりを開催しています。

会場は、座間市が1か所、相模原市は4か所(新戸、下磯部、上磯部、勝坂の4地区)それぞれの会場で開催されいます。

本年は、当社の兼務社(白山姫神社、諏訪神社、日枝神社)の鎮座する新戸地区の新戸大凧保存会からの依頼で『相模大凧まつり』の開会式で大凧まつりの安全と成功の祈願祭をしてほしいとのことで準備致しました。

復興を記した大凧と斎場

午前10時頃より開会式がはじまり、新戸大凧保存会会長、自治会連合会長の挨拶に続き、来賓として加山相模原市長などが祝辞を述べられました。

祭典は、大凧を揚げる際に用いる糸目と呼ばれるもの(縄のようなもの)を新調したこともあって、清祓いも兼ねて執り行われました。

祝詞には、東日本大震災の復興祈願も含めたものを奏上し、新戸大凧保存会会長 梅沢 剛氏の玉串奉奠により祭典を終了しました。

本日4日は、天気も変わりやすく、風向きも凧揚げには適していないとのことで、午後、また明日の様子を見ながら行うそうです。

それでも、新戸地区の駐車場には早朝より多くの車でごった返しており、昨年震災の影響で自粛したこともあり今回の大凧まつりに寄せる思いを感じました。

 

 


明日は!

2012年05月03日 | その他

昨日の大雨で、排水溝がつまり、当社の回廊が水浸しになってしまいました!朝より職員総出で雨水のふき取り作業に追われました!なんとか復旧致しました。

明日は、座間市【観光協会ホームページ】、相模原市の両市で大凧まつりが開催されます!

また、当社禰宜が入会しております座間青年会議所「第28回わんぱく相撲座間場所」も相模川座架依橋近くの会場で開催されます。お時間のある方はご覧になって下さい!

また、神社のご奉仕として、相模の大凧まつり新戸地区におきまして、大凧のお祓い並びに復興祈願を新戸地区の会場にて開会式のプログラムの中で斎行させて頂きます。この相模原市南区新戸に鎮座致します「白山姫神社・日枝神社・諏訪神社」は当社の兼務神社で毎年例祭に奉仕させて頂いております。

2010年5月 新戸地区の大凧です。

相模原市・座間市の大凧まつりの地図

また、相模の大凧まつり上磯部地区では、以前神奈川県神道青年会60周年記念事業でお世話なりましたので、会長以下会員が大凧揚げのお手伝いに行くことになっております。

明日はいろいろと忙しくなりそうです。。

【記載:禰宜】


絵馬・馬と神社

2012年05月02日 | 神社知識・作法・歴史

「絵馬」といえば神社にとっては馴染みのものです。幅が1メートルを超えるような「大絵馬」から手のひら位の大きさの「小絵馬」まで大きさは様々で、祈願や感謝の意をこめて、板に馬の絵を描いて神様にお供えするもののことを言います。屋根がついた五角形の形なのは馬の小屋を表しているそうです。今は馬以外にも色々な絵柄を用いますが、もともとは生きた馬を神前にお供えしたのがはじまりと言われています。

馬をお供えする、というのは現代の私たちには少し分りにくい考えではあります。

天武天皇の時代に「犬・馬・牛・鶏を食べる事を禁ずる」という詔が出されており、古くから馬は身近なもの・大切なものとされていました。農耕を行ってきた日本人にとって馬が大きな財産であったことは想像に難くありませんが、立派な馬は同時に神様の乗り物としてもみられていたようです。

直接馬が登場する神事といえば「流鏑馬(やぶさめ)」が代表的なものですが、これははじめ武士の戦勝祈願の意味で神社に奉納されたものでした。しかし神事としての流鏑馬が広まると、やがて武士の手を離れて純粋な奉納として行われるようになりました。今でも恒例の行事として流鏑馬神事を行っている神社がありますが、実際に馬を飼うところもあり、そういったところでは馬を「神馬(しんめ)」と呼び育てています。

 

名前を調べると意外な由来、歴史が見えてくることもあります。いつもと違う角度から神社をみてみると面白い発見があるかもしれませんよ。

【記載:権禰宜A】


5月の祭事予定

2012年05月01日 | 神社祭事並びに行事予定

本日より5月。新緑が気持ちのよい月となりました。今月の祭事予定です。

5月祭事予定

  1日(金) 8:30~月例祭、安産戌の日

13日(日)  安産戌の日

15日(火) 8:30~月例祭

21日(月) 9:00~東京都小石川大神宮崇敬会正式参拝

25日(金) 安産戌の日

となっております。5月は比較的行事が少ないですが、過ごしやすい日々となりそうです。多くの皆様の御参拝をお待ち致しております。

 本日は8:30より月例祭、戌の日という事で、安産祈願を始め、双子ちゃんの初宮詣などご奉仕をさせて頂きました。また、大和市にございます企業さんの月例祭も御奉仕もさせて頂きました。

午後からは、新芽に入れ替わるクスノキの葉が次から次へと落ちてくるため、境内清掃に明け暮れておりました。

桜の時季は華やかな境内でしたが、新緑に包まれた境内もまた気持ちがよく癒されますよ!

【記載者・禰宜】