座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

本日のご奉仕

2014年03月16日 | 御祈祷・授与品

本日は大変暖かく、大安日曜日また安産戌の日ともあって、安産祈願初宮詣交通安全祈願など多くのご奉仕がございました。また、延期されていた地鎮祭と一日があっという間に終わってしまいました。

初宮詣のお子様の健やかなるご成長をお祈りいたします。また、安産祈願をお受けになられた皆さま、母子共に健康で産み月に元気なお子様が誕生されますことお祈り致します。本日はようこそお参りくださいました。

マタニティーマークを見かけたら席を譲りましょう!

さて、三月も半ばを過ぎ、時の流れの速さを感じております。ブログでも紹介させていただきましたが、以前より準備を進めておりました参集殿改修工事が明日より着工で6月下旬まで続きます。

御祈祷控室として、参拝者の皆様にくつろいで頂けるような環境作りを進めてまいります。工事期間中は、御祈祷に関しましては、普段通り9:00~1630まで受付を致しておりますが、工事に伴いご不便をおかけいたします。ご理解とご協力お願い致します。


月次祭を斎行しました。

2014年03月15日 | 神社祭事

今日は3月15日ということで、午前8時30分より月次祭を斎行致しました。

昨日、一昨日と雨がしとしと降ってお天気はいまいちでしたが、今日は朝から晴れ間もあり明日からは気温も暖かくなるようです。

月次祭の時には、末社に神饌をお供えし境内の紙垂を替えます。

お供え物は末社の他に戦没者の慰霊碑や町内から移設された道祖神などもお供えします。

末社の稲荷社(初午祭は三の午の日に斎行)通常扉は閉めてあります。

 

末社の厳島神社(例祭は3月3日)

 

末社の稲荷社(初午祭は三の午の日に斎行)通常扉は閉めてあります。

 

戦没者慰霊碑(座間市遺族会の主催にて3月中旬頃、市内の主な神社各神職1名の奉仕にて執り行われる)

 

道祖神(町内より移設されたもの)

合計8か所にお供えを致します。

お供えの多くは、鳥などに食べられて午後には無くなってしまいます。

神様がいただかれたお米などは境内を住みかとする小鳥たちにもお恵みを与えてくれています。

メジロや鶯、ひばりなど参拝者の目や耳を楽しませるものとなるのもあと少しでしょうか。

明日以降の気温は15℃を超えて春本番となりそうです。


春を迎えて。

2014年03月14日 | その他

昨日の夕方から夜にかけての雨と強風はちょっと台風を感じさせる気象状況でした。

予報では、朝から陽射しが戻り、風も収まってくるという話でしたが、強い風は午前10時ころまで吹いていて空はどんよりとした雲に覆われていて少し寒さを感じます。

昨日は南風で暖かく今日は北風で肌寒い。又、明日からは暖かくなるとのこと。

そうやって三寒四温を繰り返しながら春本番を迎えるのですね。

境内の花々もあちらこちらと開花を迎えています。

黄色い細かい花が咲いています

 

山茱萸(さんしゅゆ)と呼ばれる樹木

山茱萸は、中国・朝鮮半島原産のもので、江戸時代に薬用として渡来し、果実を処理したものは滋養、強壮などの薬として用いられていたものだそうです。

椿の花も咲いています。

 

馬酔木と呼ばれる花

ひっそりとではありますが、それそれの花々は各々春を迎える準備をしているようです。


参集殿改修工事の安全祈願祭を執り行いました。

2014年03月13日 | その他

今日は朝からしとしと雨が降っています。気温も昨日に引き続いて比較的暖かい朝となっていて日中も15℃くらいまでになるとの予報でした。

昨日もお話しさせていただいた参集殿の改修工事に伴う安全祈願祭を当社禰宜の斎主により、午前9時30分から当社宮司、施工業者20名ほどの参列にて執り行いました。

参列者をお祓い

 

安全祈願の祝詞を奏上

 

斎主玉串奉奠、祭員自座列拝

 

宮司による玉串奉奠

 

施工業者代表による玉串奉奠、関連業者同拝

 

斎主より、神社の祭典や一般祈祷を執り行うなかでの工事のため、工事関係者の安全はもとよりご来社の参拝者への安全や配慮にも十分留意して執り行っていただきたい旨の話がありました。

その後、参集殿にて宮司、施工業者にての話し合いが行われ、今月17日より本格的な工事が始まります。


参集殿工事に向けて

2014年03月12日 | 境内の様子

先だってこの社務日誌にも書きましたが、今月17日から当社参集殿の改修工事を予定しています。

“参集殿(さんしゅうでん)”とはその名の通り人を集めるための建物で、当社では御祈祷者の控え室・会議室・氏子会や敬神婦人会の行事等、多目的に利用してきました。

明日は改修工事の安全祈願祭を斎行する予定でもありますが、思ったより大規模な工事となるようで、長年玄関を飾っていた花壇も一時移設することになりました。

移設といっても鉢植えですので短時間で済んでしまいましたが、しばらくは境内の端で日を浴びてもらうことになりそうです。

参集殿は内も生け花で一年飾られていて、参拝の方にお褒めいただくこともしばしばありますので少し寂しくはありますが、綺麗に生まれ変わるのを楽しみにしたいと思います。


東日本大震災から三年

2014年03月11日 | その他

今日3月11日で震災から3年がたちました。

この3年で復旧作業は進んではいるもののまだ復興にはほど遠いのが現実です。

鈴鹿明神社が鎮座しております座間市は福島県須賀川市と友好都市を結び、少しでも被災者が元気になれればと須賀川市のお祭りに小田急電鉄より奉納された神輿を出したりして応援を続けています。

また当社の禰宜が、神奈川県神道青年会の活動で被災地でのがれきの撤去作業などのボランティアをさせていただました。

津波の被害が大きかった場所にも原発事故による放射能の影響がある場所にも多くの神社が鎮座していて、復興の遅れと共に神社の再建や祭事の復活がまだ手つかずになっているところが多くあります。

地域の拠り所としての神社やお寺の再建が遅れると、地域の繋がりも薄くなり、元の町に戻ろうとする住民も徐々に減ってきているのが現状です。

3年を経て震災の影響を直接受けられた方々とは別に人々の生活は元の状態に戻ったかのようになっています。

しかし、震災の影響を受けた地域や放射能の汚染を受けた地域の現状は何も変わっていません。

昔の例えから『喉元過ぎると熱さ忘れる』という言葉があります。

テレビなどの映像でまたその当時の事を思い出すのではなく、各自の防災意識を高めるとともに今もなお震災被害で苦しんでいる人々への思いを寄せて、各自が今の自分には何が出来るのかをまた改めて考えていただき、そして行動に移していただけたらと思っております。

弔意を表す半旗

 14時46分黙とう、撞鐘


境内の木、花粉症

2014年03月10日 | 境内の様子

今日は晴天ですが、朝から強い風に見舞われました。境内は木々に囲まれていますので、外に比べてあまり風を感じないことが多いのですが、春到来ということでしょうか、掃除がままならないほどの風が吹いていました。

ふと本殿脇の国旗掲揚塔を見上げると、横の杉の木が黄色く色づいていて、花粉が飛んでいるのが目に見えるようです。

今年の花粉は少ないようですが、外で神事を行う身としては苦しい時期です

沢山ではありませんが、境内にはスギやヒノキも植わっています。私自身、神社に奉職するようになってから花粉症の症状が出ましたので辛い時期ではありますが、自然と共にあるのが神社というものですので、上手くつき合っていきたいと思います。

そういえば先日神社見学に来た小学生から、“神社の木は何が何本あるのか”といった質問を受けました。

一番多いのが榊(さかき)で、境内には約120本ほどありました。スギ・ヒノキは10本ほど。色々な種類を合わせて全体ではその倍ほど木があると考えられます。

山と一体になっている神社と比べて鈴鹿明神社は鬱蒼と、という程木が茂っている訳ではないのですが、調べてみると意外と多く植わっているものです。思わぬ発見をさせて貰いました。


お人形のお祓い

2014年03月09日 | 御祈祷・授与品

本日は、日中日差しもあるのですが風が冷たく、暖かさはあまり感じられない陽気となっています。

今月初め3日に女の子の桃の節句ひな祭りがにありました。

桃の節句(女の子)や端午の節句(男の子)が終わると雛人形や兜などをお持ちになられる方が増えて参ります。

お嬢さんが嫁いだり、お引越しをされたりと様々ですが、お持ちになられる前、最後に飾られるのでしょうか。

以前にもお話させていただきましたが、当社では古い御札や御守とは別にお預かりをしています。

お人形や兜、羽子板等の縁起物にはそれぞれの思い入れや送られた方のお気持ちが籠っていますのできちんとお祓いをさせていただいております。

お持ちになられたお人形

神棚やお人形などのお祓いには、希望によりお祓いのお立合いもできます。

お祓い

祭詞を奏上

祭典の時間は約10分位です。

但し、ガラスのケースに入った物はガラスを外してお持ち下さい。又、段飾りの雛人形は、道具や段飾りの金型などはお引き取りは出来ません。

あくまでもお人形のみとさせていただきますので宜しくお願い致します。


毎朝日供祭

2014年03月08日 | 神社知識・作法・歴史

ここ鈴鹿明神社では朝、本殿の大扉を開いて一日の社務が始まり、夕方閉めることで一日が終わります。

御祈祷等の受付時間を9:00~16:30としておりますので、毎朝8時には本殿を開いて掃除をし、また“日供祭(にっくさい)”を行うのが日課となっています。

“日供祭”は“朝拝(ちょうはい)”などとも言い、神前に神饌をお供えして、祝詞ではこの座間・氏子地域の皆様方の安泰と、参拝にいらっしゃる方々の願い事にお力添えをいただけるよう祈願します。

神社によっては定時ではなく、日の出・日の入りに合わせ開扉・閉扉を行っているところもあると聞きます。日の入りはともかく、日の出の時間は大変な早朝です。祭り事がどれだけ大切に伝えられてきたかを感じさせるお話です。

神主のみで行う祭事で大げさなものではありませんが、毎日欠かさず行うことが礼儀です。今日も滞りなく日供祭を終えて社務へ移りました。


啓蟄(けいちつ)

2014年03月06日 | 

本日は、二十四節気の啓蟄(けいちつ)に当たります。この二十四節気とは、節分(春分点)を基準に一年を二十四等分して約十五日ごとに分けた季節のことを言います。またそれぞれに意味があり、今日の啓蟄は冬眠していた虫も目を覚まして地上に這い出してくるという意味でございます。昨日の雨と打って変わって啓蟄にふさわしく、今日は晴天に恵まれましたが、時折吹く強い風が寒く感じられます。

向はとても暖かく感じられます

 

 時折吹く風が強く国旗も大きくなびいております

暦の上では啓蟄を迎えましたが、来週明けまでは、例年より冷えるそうですので体調管理に充分にご留意頂きお身体ご自愛ください。


暦注、三りんぼう

2014年03月05日 | 

今日は予報より雨足が強く、一日雨音を聞きながらの社務になりました。

地鎮祭等、外でのお祭りのお約束はなく幸いではありましたが、手元の暦を見ると今日は“三りんぼう”との事です。

今でもカレンダーによってはその日毎に“大安”“仏滅”などと書かれているのはご存知かと思います。これは『暦注(れきちゅう)』といってその日何をして良いか(悪いか)を占ったものです。昔は月曜~日曜の七曜がありませんでしたので、その代わりに数種類の暦注が暦には記載されていました。

『三りんぼう』は『三隣亡』とも書き、その日に家を建てると三件隣にまで及ぶ火災を引き起こすと言われる凶日で、昔の人はずいぶん思い切ったことを言う物だとも思いますが、現在でも工事を控える地域があるようです。

もっとも場所によっては『三隣宝』と言い、人への贈り物を慎む風習があるとも聞きますので、定着しているかどうかは地域差が大きいようではあるのですが。

迷信として片付けられてしまうことも多い暦注ですが、“土用”や“八十八夜”など聞き馴染みのある言葉も暦注から来ています。社頭にて頒布している鈴鹿暦にもありますが、ご興味のある方はお手元の暦を見てみてはいかがでしょうか。


安産戌の日

2014年03月04日 | 御祈祷・授与品

本日は晴天に恵まれ穏やかな一日になりました。

今日は日差しもあり暖かく感じられ、梅の香りが境内を包んでいるようにも思われました。

また今日は戌の日で大安という事もあり、安産の御祈願が多数ありました。

五カ月を過ぎて初めての戌の日に安産の御祈願をするということは、妊娠も安定期に入り出産を迎える準備を始める為の厄払いも含まれています。

本日ご紹介するのは安産のための布守です。

安産布守

この布守は、当社の例大祭にて御神輿の担ぎ棒を結び付けていた布を用いて御守にしたものです。

御神輿は、神様を乗せて大勢の人が担いで氏子区域内を厄災を祓うための神事です。

この布清めて文字をほどこし安産祈願の布守は、大勢の人が担ぐことで軽くなる(お産が穏やかで安らか)ということと厄災を祓うという二つの意味込められています。

帯に挟むなど身につけていただきます。

御神輿で使用した布ですので数に限りがございます。

興味がございましたら、ご来社の際どうぞご覧下さいませ。


平成26年 小池白髪弁財天・末社厳島神社 例大祭奉仕

2014年03月03日 | 兼務神社

本日10:30より、座間市栗原に鎮座致します『小池白髪弁財天』例大祭が斎行されました。

この白髪弁財天は近隣52戸の氏子の方によってお祀りされる神社で、毎年この3月3日が例祭日となっています。今年は平日となりまた雨が心配されましたが、始まる頃には雨も上がり例年通り盛大にお祭りを執り行うことができました。

住宅街の中に境内があります

定刻、神饌等の準備も済み例大祭がはじまります

宮司・参列者玉串奉奠

穏やかな天気になったとはいえ寒い中でのお祭りになりました。氏子会の皆様、誠にご苦労様でございました。

また、この3日は境内の末社『厳島神社』の例祭日でもあります。

厳島神社の御祭神は“市寸嶋比売命(いちきしまひめのみこと)”と言いますが、弁財天としての信仰も受けています。弁財天は七福神の一柱。財福・学問・音楽の守り神と言われています。

こちらは午後の斎行となりましたが、滞りなくお納めすることができました。

修祓

斎主祝詞奏上


南天を御存じでしょうか?

2014年03月02日 | その他

今日は朝からとても寒い雨が降っています。

霧雨のような弱い雨が降ったりやんだり。

2,3日前の暖かさから一変して寒さが堪える一日となりました。

人生には幾つかの厄年があるように、家にも鬼門(北東の方)や裏鬼門(南西の方)などがあり、昔から災いを招きやすいとされています。

迷信かもしれませんが、その様な場所に昔の人は良く南天を植えたりしました。

社務所の周りだけでもあちこちに植わっています。

江戸時代では、江戸の町は特に火災が多かったせいかこの南天を庭に植えて火災除けとして用いていたようです。

南天は、当て字で難転として、難を転じて福となすという意味から良く用いました。

又、お赤飯等の上にも南天を載せたりもします。

南天には赤い実がなり、赤い色が厄落としにもなることや葉にはお赤飯の熱と水によって作られる成分が防腐の役目をするそうです。

漢方薬としては、食あたりに用いていたとのこと。

昔の人は、縁起の良い薬にもなるこの南天という植物を上手に使い、少しでも厄災から逃れる方法を考えて、健やかで穏やかな日々を過ごす事をあれこれ知恵を巡らしていたことに感心させられます。

この南天の葉を、神社では地鎮祭の時地中に埋める『鎮物』にも用いています。


弥生月次祭斎行

2014年03月01日 | 神社祭事

本日、月次祭を斎行致しまし、国の隆昌と氏子崇敬者の皆様の御健勝をお祈り申し上げ致しました。

早いもので今年も2か月を過ぎました。今年に入り大雪などで例年とは違う日々を過ごして参りましたが、花粉は変わらず飛んでいるようです。当社の職員も花粉症の者が多く、この時期は花粉に悩まされております。

さて、神奈川県神社庁では、月ごとに「まことの道」というポスターを作成致しております。今月は、

世の中に 親に孝ある人は ただ何につけても 頼もしきかな』  荒木田守武・世中百首

世の中で、親子の関係ほど密着したものはない。親が我が子を可愛がるのは自然の情である。その子が親を大切にするのも自然の情でなければならぬ。その意味で、世の中で、自分を生んでくれた両親に孝行を尽くす人ほど頼もしい人はいない。

「孝は百行の基である」といわれる理由が是にある。ここに言う「孝」とは、親に対する真心(誠心)であって、誠の心を以て両親に接すること、それは現代の青年にも真理でなければならぬ。孝行とは孝の行為、誠の行為以外にない。

誠の心、誠の行いの出来るもの、それ以外に頼もしいものはない。   (神道文化編 『神道百言』 より)

神社では、まことの道のリーフレットを社務所においております。ご自由にお持ちできますのでご来社の際お声かけ下さい。