座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

月次祭の準備

2019年10月14日 | 境内の様子

今日は朝から弱い雨が断続的に降り続いて、昨日の暑さとは打って変わり秋の肌寒さを感じます。

明日は15日で月次祭。雨でも出来る準備をしています。

拝殿、神輿庫、鐘撞堂など雨がかからない場所の紙垂を交換するのと先の台風で一時社務所で保管しておいた稲荷社の狐様も元の場所に戻しました。

汚れを落とし綺麗にしてから稲荷社に戻しました。

10月(神無月)は秋本番、気温もこれからは秋らしい過ごしやすい日和となるようです。

台風19号で多くの災害が発生し、奇しくも命を落とされた方につきましては哀悼の意を表すると共に被災された方々に御見舞申し上げ、一日でも早い復旧を心よりご祈念申し上げております。


台風19号

2019年10月12日 | 境内の様子

皆様もご承知の通り、大型で非常に強い台風19号が本日より明日の未明にかけて強風と大雨が予想されます。

 

時折激しい雨が降っております

これから、雨風共に強くなる予報が出ております。

ライフラインへの影響など、懸念される被害が大きいこの度の台風上陸となります。身の安全確保を第一に対応し、お過ごしください。

座間市内でも避難指示の出ている地域がございます。お足元お気をつけいただき、各避難所へとご移動ください。

 


台風19号へ備えて

2019年10月11日 | その他

各種ニュースで報じられている通り、台風19号が明日関東へやって来ます。

今年最も強い台風と言われておりますので、いつも以上に境内の物の飛散防止に注意し、今は見落としがないかどうかを確かめている所です。

屋内に避難した看板類の一部

前回の台風15号は夜中に暴風域が通過したため人が危ない思いをする事はありませんでしたが、明日は日中に猛烈な風雨に見舞われるそうで、少しの移動や作業も危険を伴うものになります。

神社も明日は保守のため少人数の神職が残るのみです。皆様も今日中に対策や準備を済ませ、明日は外出しないで済むようになさって下さい。


金比羅神社例祭斎行

2019年10月10日 | 神社祭事

本日午前11時より当社の境内外にある金比羅神社の例祭が青空のもと斎行されました。

金比羅神社は、座間駅前の道路を上った丘の上の天台という地域に鎮座しており、当社からは離れた場所にあります。毎年曜日に関わらず10月10日が祭日として定められています。

宮司による祝詞奏上

神前神楽浦安の舞奉奏

氏子の皆様の玉串拝礼

今日はちょうど台風直前で天気にも恵まれ、氏子総代の皆様の早朝からのご奉仕の元、恙なく神事を執り行う事が出来ました。本日は誠におめでとうございます!

皆様方のご多幸とご安寧を心よりご祈念申し上げております。 


座間市戦没者慰霊祭並びに追悼式

2019年10月09日 | 神社祭事

本日10時より境内の忠魂碑前に於いて、晴天に恵まれたなか『座間市戦没者慰霊祭並びに追悼式』が執り行われました。

座間市遺族会の主催、座間市内の神社三社の神職により毎年執り行われております。

 

 祭典後休憩をいれ追悼式が開催されました

早朝よりご準備頂いました遺族会、市職員の皆様またご参列されました皆様、本日は大変ご苦労様でございました。

英霊の安らかでありますこと、 またそのご加護をいただいての皆様のご多幸とご健勝とを心よりお祈り申し上げております。


伝統と神話に触れる能楽体験講座

2019年10月08日 | その他

先日、神奈川県神道青年会主催による『伝統と神話に触れる能楽体験講座』に出席してまいりました。

今回、この講座を開催するにあたり 観世流能楽師 重要無形文化材総合指定保持者 の松木 千俊(まつき ちとし)先生を講師にお招きをし大山阿夫利神社能楽殿に於いて行いました。

能は謡(うたい)と囃子(はやし)と舞(まい)で構成される日本独自の舞台芸術です。オペラやミュージカルも歌と踊りを中心にして、物語が進行していくという共通点があります。しかし、能はこれらに比べてはるかに古く650年以上の歴史があります。

能では松が神様が宿る依代であり、本来能は神様にお見せする舞台なので舞台の正面に松があると想定してそれが後ろの板に松が映り込んでいるという意味があるそうです。

因みに、その松が描かれている板を鏡板(かがみいた)といいます。

この鏡板一つとってもとても、奥が深く大変興味深い世界です。是非見る機会、体験する機会がございましたら、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。


お人形のお祓い

2019年10月07日 | 御祈祷・授与品

今日は朝から雲が広がり空気も少しひんやりして肌寒く感じました。

午前中に御祈願の合間にお人形のお祓いが幾つかありました。

お人形のお祓いは、雛人形からこけしなど又、羽子板などのお祝い品などもお預かり致しております。

雛人形などはあくまでもお人形のみで、又ガラスケースなどに入ったお人形もガラスケースは外してからのお預かりとなります。

お預かりしたお人形等は先ずお祓いを行います。

祓いの後、清祓いの祭詞を奏上致します。

その後、人形の御霊の抜きを行います。

お人形のお祓いはお立ち会いも出来ますが、時間が無ければお預かりして当社の方でお祓いを行う事も出来ます。

お祓いの御初穂料は3,000円よりとなります。お人形の数など先ずは当社にお問い合わせ下さい。


紅葉のはじまり

2019年10月06日 | 境内の様子

今日はニュースの見出しに「ようやくの涼秋」と出るほどの秋らしい天気になりました。昨日が記録的な暑さでしたのでようやく待っていたものが来たという印象です。

気温の変化とは対照的に落ち葉は昨月から段々と増えてきて、境内には紅葉の兆しも見つけられるようになりました。

紅葉は寒い冬を前にして葉を落とし、力を温存すると同時に木全体を凍りにくくするという植物の寒さ対策と聞いていますが、やはり多少暑い日があっても季節がわかるものなのですね。

もうしばらくすれば境内のイチョウやモミジも色付いて、本格的な秋の風景を見る事ができるかと思います。 


来年の厄年一覧表

2019年10月04日 | 神社知識・作法・歴史

年末に神社では『歳越大祓』という神事が行われますが、その案内状に同封する来年の厄年一覧表を作成しました。

ご参考までに添えているものですので、飾り気のない表になってしまうのはご容赦ください。ただもう来年の事を考えるような時期になったのかと驚くばかりです。

いずれ看板を作って境内に立てる事になりますが、もしご質問等ありましたらお気軽にお尋ねください。


榊の伐採

2019年10月03日 | 境内の様子

近々榊を大きく切る事になり、勿体無いという事で先に神事用にとして枝を確保しました。

神社では大麻(お祓いの道具)として、また玉串(御神前に捧げるお供え物)として榊を用いますので、とても沢山の榊を使います。

形を整え、布で拭いて神事用の榊へ

榊はそれなりに大きくなる木ですが、神事に用いる綺麗な枝を採るためには、普通の庭木のように枝先を切り落とすような剪定はできません。一見伸ばし放題に思えるかもしれませんが、榊に限ってはそういう事情があるものとお察しいただければ幸いです。 


相模中央氏子総代会総会開催

2019年10月02日 | 氏子青年会

本日午後2時よりウイングス海老名に於いて相模中央氏子総代会総会が開催されました。

海老名市をはじめ大和市、座間市、綾瀬市、厚木市、愛甲郡の神社、約110社ほどの総代会の集まりが相模中央氏子総代会です。

総会に先立って講演があり、今回は初音家左橋師匠による落語がありました。

初音家左橋師匠は10代目金原亭馬生に入門し、昭和58年に二ッ目、平成7年に真打となり、平成14年には文化庁芸術祭優秀賞受賞、川崎市出身 63歳。

一時間程の講演ののち、総会を開催しました。

総会では、平成30年度事業報告及び決算と監査報告がありこれらの議案は満場一致で承認されました。

引き続いて令和元年度事業計画並びに予算案の読み上げがありこれも満場一致で承認されました。

総会では、各神社から提出された総代の年功表彰者と神社に功績があった方や団体を会として表彰も行っております。

午後4時にはこれらの表彰の授与も終了し散会となりました。


神無月 まことの道

2019年10月02日 | その他

10月に入ったものの日中は日差しも強く汗ばむ陽気が続いております。

今月(神無月)のまことの道は、

゛世世の祖の 御蔭忘るな 代代の祖は 己が氏神 己が家のかみ゛

自分が生を授かるに至るまで、両親をはじめ多くの祖先がいた御蔭であるからこそ、特に大切にお祀りしなければならない、という日本人の古くからの祖先信仰の心を詠っているのがうかがえます。

この詩を詠った本居宣長は以下の二首も詠っております。

゛たなつもの 百の木草も 天照す 日の大神の 恵えてこそ゛

゛朝宵に もの食ふごとに 豊受の 神の恵みを 思へ世の人゛

前歌は食前感謝のうた、後歌は食後感謝のうたです。

「日の大神」とは皇大神宮(内宮)のご祭神 天照大御神

「豊受の神」とは豊受大神宮(外宮)のご祭神  豊受大御神

毎日食事ができているということ、生きていることは、伊勢神宮の神様のお恵みをいただいているということです。食欲の秋とも言いこれからの季節、旬のものが店頭に並び始めますが、「いただきます」・「ごちそうさま」と声に出し神様のお恵みに感謝をしてみてはいかがでしょうか。いつもの食事が特別なものになる事かと思います。


神無月一日 月次祭斎行

2019年10月01日 | 神社祭事

本日7時より、毎月1日15日恒例の月次祭が執り行われました。

今はもう夏日の様な暑さになっていましたが、この祭典中はまだとても涼しく秋も深まってきていると感じさせるものでした。境内の樹々もこれから紅葉してくる頃と思います。

祝詞奏上の様子

祭典後の小講話

今日の小講話でも触れましたが、この10月を和名で『神無月(かんなづき)』と呼びます。

稲刈りなど秋の収穫が盛んになり神祭りが増える月「神の月」に由来すると考えるのが一般的かと思いますが、異説も多くあります。

例えば

 ・「神無月(かみなしづき)」…全国の神々が縁結びの相談のため出雲大社に行き留守となる(「下学集」「奥義抄」)

 ・「神無月(かみなしづき)」…“伊弉諾尊の崩れ給ふ月なれば”(「世諺問答」)

 ・「雷無月(かみなしづき)」…季節が変わり雷が鳴らなくなる(「語意考」)

 ・「醸成月(かみなんづき)」…11月の新嘗祭の準備として新酒を醸す(「大言海」)

こう異説が多いのも不思議ですが、日本語の懐の深さと言いかえる事もできるでしょうか。