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1月30日の社説は・・・

2016-01-30 05:35:17 | 社説を読む
マイナス金利でしょうか。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ マイナス金利 効果ある政策なのか
・ 大学入試改革 見切り発車は混乱招く

読売新聞
・ 日銀追加緩和 脱デフレの決意示す負の金利(2016年01月30日)
・ 高浜原発再稼働 電力の安定供給と負担軽減を(2016年01月30日)
 
毎日新聞
・ 高浜原発再稼働 集中立地の危険直視を
・ マイナス金利 苦しまぎれの冒険だ
 
日本経済新聞
・ 日銀頼みにせず市場安定へ協議を

産経新聞
・ マイナス金利導入 日銀頼みの限界忘れるな
・ 米大統領選 対中国の決意を聞きたい
 
中日新聞
・ 高浜原発再稼働 信頼を結べぬままに 

※ マイナス金利は5社。うち、日経だけは1本物。
 残る中日は原発で1本物。
 これが日経らしさ、中日らしさです。

朝日です。

「日本銀行が初めて「マイナス金利政策」の導入を決めた。きのう日銀が発表すると、株式市場や外国為替市場に大きな驚きが広がった。

 日経平均株価はいったん大きく上昇し、すぐに前日の終値水準を割るまで下落。そして再び上昇。激しく乱高下する展開となった。

 マイナス金利政策とは、民間銀行が日銀の当座預金に預けたお金に支払う金利をマイナスにすること。金利はふつうプラスだが、マイナスにすると、預けた銀行側が日銀に金利を払うことになる。いわば口座の管理手数料のようなものだ。

 導入するのは、銀行が日銀の当座預金に滞留させているお金を、企業への貸し出しに回すように促すためだ。」

読売です。

「物価目標を達成し、デフレ脱却を確実にする強い決意の表れだろう。
 日銀が、異例の「マイナス金利」を導入する追加金融緩和策を決めた。日銀の当座預金口座に民間銀行が預けた一定以上のお金の金利をマイナス0・1%に引き下げ、0・1%の「手数料」を徴収する。

 日銀の黒田東彦総裁は記者会見で、「必要なことは何でもすると示すことで、デフレマインドを転換する」と強調した。日経平均株価は500円近く上昇し、市場はサプライズ決定を好感した。

 国際金融市場が年初から大混乱に陥り、世界経済の先行き不安が強まる中、日銀が機動的な対応を取ったことは評価できる。」

毎日は否定的です。

「利上げを始めたばかりの米国の中央銀行は、世界の金融市場の動揺や新興国経済の減速を前に苦しんでいる。行き過ぎた政策は多くのゆがみを生み、正常化がいかに困難であるかを示すものだ。米国よりはるかに大胆な緩和策を続ける黒田日銀はこの先どこまで突き進むのか。不安は募る一方である。 」

産経です。

「 問題は、これが十分な政策効果を発揮するかどうかだ。金融頼みには限界がある。ましてマイナス金利は、銀行の収益を圧迫するなど副作用も懸念される劇薬だ。実需が盛り上がらなければ、経済の好循環には結びつくまい。」


日経です。

「日銀がマイナス金利の導入を決めた。黒田東彦総裁の下で進めてきた異次元の量的・質的金融緩和は、マイナス金利という政策手段を加えて「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」という未踏の領域に入る。

 日本経済が再び物価の持続的な下落であるデフレ局面に戻る事態は避けなければならない。そのための日銀の対応は理解できる。」

以下、■政府も改革で応えよ、■G20で政策協調探れ と続きます。

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