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哲学入門51 ユング 集合的無意識

2019-03-10 05:19:43 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門

第51回は、ユング 集合的無意識  です。
 ここから https://www.youtube.com/watch?v=Uk-mSNd7Csk

20世紀に入って、ついにフロイトが無意識を研究の対象にしました。

ユング(Carl Gustav Jung)(1875年 - 1961年)はスイスの心理学者・精神医学者です。
最初フロイトの精神分析に共鳴しその発展に貢献しましたが、のちに独自の分析的心理学を確立します。そして集合的無意識、および元型の存在を主張します。また、性格を内向型と外向型の2類型に分類しました。
著「無意識の心理学」「心理の類型」など。

 

本人は亡くなってから評価されました。
自殺を考えるほど追いつめられた時期もありました。
そして、その上に独自の分析心理学を樹立しました。

ユングは、無意識の領域に、コンプレックスや個人的無意識よりも一層深い、人類共通の集合的無意識の働きを認めました。


集合的無意識とは、人の行動を支配することの多い無意識の力のうち、人の本能的な傾向、ならびに祖先の経験した行動様式や考え方が遺伝的に受継がれてきたものをさします。

時空を越えたレベルでの心の領域です。それが元型です。

例えば理想の異性像、アニマとアニムス。

アニマとは、男性の中の女性性。男性にとっての理想の女性像。

・肉体のアニマ
・ロマンティックのアニマ
・霊的なアニマ
・知的なアニマ

これは発達の段階を表しています。

アニムスは、女性の中の男性性。

・力のアニムス
・実行力のアニムス
・言葉のアニムス
・精神のアニムス

これらは時代や地域を越えている共通のもの(元型)です。

元型は


分かる気がします。

次回はアドラーです。

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