三菱重工ですね。
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※ 地元中日が取り上げました。
国産初のジェット旅客機「スペースジェット(SJ、旧MRJ)」の事業化が凍結される見通しとなった。甘い計画にコロナ禍がとどめを刺した形だが、再起の芽まではつぶさないでほしい。
二〇一五年十一月。初飛行を終えて名古屋空港に戻ってきたMRJは秋の日差しを受けてきらきらと光っていた。機体を背に誇らしげに手を振るパイロットら。この光景に「早く『国産の翼』で飛んでみたい」と思った人は多いのではないか。しかし、その夢はついえてしまいそうだ。
三菱重工業(東京)がSJの事業化を凍結する方向で調整していることが明らかになった。三十日に発表する中期経営計画で説明するが、事業化の断念に近い。
国産旅客機「YS11」以来、半世紀ぶりの国産機開発プロジェクトは二〇〇八年にスタートした。同社の開発子会社、三菱航空機(愛知県豊山町)からは「日本人がつくる日本の飛行機」との言葉が聞かれた。米ボーイングなどへの部品供給が主だった日本の航空産業を完成機メーカーへと脱皮させる。だが、描いた夢は遠くなった。
航空機には百万点の部品が必要で自動車と同様に裾野が広い。次世代の主力産業に育てようと、国や愛知県は各種補助金や人材育成などで手厚く支援した。部品製造を請け負うため先行投資をして量産を待っていた多くの部品メーカーもはしごを外された形だ。
残念です。
「再起の芽を残したい」はその通りです。
テスト飛行を続け、実質完成しているのですから・・・・。