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授業を変え、視聴率を高める学級づくり-7-

2018-09-27 05:33:58 | 学級経営・学級づくり
授業実践フォーラムの授業実践講座「授業を支える学級経営」

 前回に続き「授業を変え、視聴率を高める学級づくり」國學院大學栃木短期大学教授 後藤正人先生のお話を聴いたことを紹介します。



 例によって、土井の主観的な解釈が混じっているため、講師の後藤先生、およびフォーラムの主催者には一切の責任はありません。
 
4 より楽しく、わかる授業の条件

 よい授業とは、子どもに考えさせ、わからせ、できるようにし、しかも学習を通して獲得した諸能力を活用できるようにする授業である。

① お袋の味がする『家庭料理型授業』を創る 
 ・ 授業は常に創造的行為であり、家庭料理に通じる。

 ・ 味加減する努力を怠った、「袋」(インスタント)の授業は、子どもの口、実態に合わない。

 ・ 味付けに日常のトピックを!(完食間違いなし!)
   調査→献立→買い出し→味付けと調理→盛りつけ→配膳

 ・ 材料が7割、腕(技術)が3割
    授業展開にリズムがあり、学習内が整理、定着、発展

② 体験を通した発見的な学びを大切に
 ・ 聞いたことは忘れ、見たことは思い出し、体験したことは身に付く

③ ねらいに沿った話し合い活動

④ 教科等の特色を熟知し、身近な教材を大切にする

⑤ 子どもたちが共に助け合い、支え合い、高め合う

⑥ 子どもたち一人ひとりに建設的に取り組める習慣を身につける

⑦ 授業中に「わからない」と気軽に言える学級の雰囲気

⑧ ハングリーエンドの授業

(1)「学習」の語源

 ・次の授業へのエネルギーを残して終わる。

《「学習」の語源》

○「学習」とは、論語の「~学んで、時に之を習う。亦、喜ばしからず也~」が語源。

○「学」は、教わること。「習」は、教わったことをもとに、練習・復習する。
 「習う」ことで知識が本当に自分の力になる。「うれしい限りだ」という意味。

○ 教わっただけでは、知識を獲得したとは言えない。
 教わったことを正確に受け止め、実践し、創造的に発展させ、
 自己実現や社会のために役立つものをしなければならない。 

           続きます。

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