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5月4日の社説は・・・

2017-05-04 05:45:43 | 社説を読む
3日は憲法問題、5日は少子化問題、4日は?

朝日新聞
・ (社説)憲法70年 9条の理想を使いこなす

読売新聞
・ 中央アジア外交 中露を念頭に重層的関係築け(2017年05月04日)
・ 自転車推進法 地域活性化にも生かしたい(2017年05月04日)

毎日新聞
・ 国立公園のブランド化 自然の保護と活用両立を
・ 介護保険改革が残す課題 地域の主体性を高めよう

日本経済新聞
・ 厳格監査から逃げる企業は信頼されない
・ 自衛隊明記の議論を真剣に

産経新聞
・ 首相の9条発言 最大の政治課題に邁進を
・ 米朝の対話 核兵器の放棄が大前提だ

中日新聞
・ 大島大誓言が教えるもの 憲法70年に考える

※ テーマは分かれました。

朝日です。
「戦後70年余、平和国家として歩んできた日本が、大きな岐路に立たされている。

 台頭する隣国・中国と、内向きになる同盟国・米国。北朝鮮の核・ミサイルによる軍事的挑発はやまない。

 日本は自らをどう守り、アジア太平洋地域の平和と安定のために役割を果たしていくか。

 答えに迷うことはない。

 憲法9条を堅持し、先の大戦の反省を踏まえた戦後の平和国家の歩みを不変の土台として、国際協調の担い手として生きていくべきだ。」

むろん出来ればこれが理想です。
ただ、憲法前文は他国が平和共存を望んでいることが前提で書かれている理想論です。

そうではないときの対処をどうするのか。
朝日新聞には、それに答えてほしいと思うのです。

朝日新聞などはよく「話し合い」といいますが、対等の立場だからこそ話し合いになるのです。

「 軍事に偏らず、米国一辺倒に陥らず、主体的にアジア外交を展開する。国際協調の担い手として、常に冷静な判断を世界に示す。そんなバランスのとれた日本の未来図を描きたい。」

それを具体的に描いてほしいのです。


日経です。
「首相の新提案は(1)交戦権放棄や戦力不保持を定めた9条の1項と2項はそのまま残す(2)自衛隊に関する規定を加える――という内容だ。現憲法を評価しつつ、必要に応じて規定を足す「加憲」を提唱する公明党の手法を取り入れた。

 衆参両院の憲法審査会は「立憲主義とは何か」など抽象的なテーマについて主張を述べ合うにとどまってきた。首相提案をそのまま議題にするかどうかはともかく、もう少し具体的に論議することは有意義ではなかろうか。

 いまの9条はそっくり残すとしても「戦力不保持と自衛隊の存在は両立するのか」「名称は自衛隊のままにするのか」など論点はたくさんある。自衛隊の法的地位が高まることに伴い、文民統制を強化する必要があるかどうかも検討した方がよい。

 国民の大半が自衛隊の存在を認めているのは、世論調査で明らかである。ただ、国内での災害救援や海外での国連平和維持活動(PKO)への評価に重点があり、あえて憲法に書き込むほどでもないという考えの人もいよう。

 こうしたことも国会で突っ込んで話し合い、それに伴って国民の考え方が徐々に整理されていくのが理想的な憲法論議である。」

朝日より、はるかに具体的です。

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