あけまして、おめでとうございます。
元日の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 分断される世界 連帯の再生に向き合う年
読売新聞
・ 世界の安定へ重い日本の責務
毎日新聞
・ 2016年を考える 民主主義 多様なほど強くなれる
日本経済新聞
・ 新たな時代の「追いつき追い越せ」へ
産経新聞
なし
中日新聞
・ 歴史の教訓を胸に 年のはじめに考える
※ 産経はありません。
読売です。
「自由や平等、法の支配といった共通であるべき価値観が揺らぎ、世界は分断へと向かっているかのようだ。国際秩序が崩壊すれば日本の安全も脅かされる。危機感を強めて向き合わねばならない。」
毎日です。
「日本の社会は今、二つの大きな潮流の岐路に立っている。
一つ目は、政治でも経済でも、国が目標を掲げて国民を引っ張る、国家主導型の社会である。
そうしたリーダーシップには、決断の正しさへの信念はあっても、国民への説明責任の意識は希薄になりやすい。国民が理解しなくても、歴史が評価してくれる、という独善に陥りがちな懸念がある。
もう一つは、一人一人が自分で情報を集め、考え、発言し、決定に参加する社会を目指す流れである。それは、自律した個人の多様な声が反映される社会のことだ。
民主主義を鍛え直すには、国民が決定の主役となる、後者の道を選びとるべきだろう。若者の政治参加もそのために生かしたい。 」
日経です。
「国際通貨基金(IMF)がまとめている国別の1人当たり名目国内総生産(GDP)の統計がある。それをみると、がくぜんとする。14年、日本は世界で27位に沈んでいるのだ。東アジアでは香港に抜かれ、4位になってしまった。その上にはシンガポール、ブルネイがランクしており、韓国がすぐ後の30位に迫ってきている。
1990年代半ばには3位を維持、90年代を通じてずっと10位以内だった。アジアではもちろんトップ。00年代に入ってから10番台になり、あっという間に20番台に転落した。
もちろんGDPがすべてではないが、もはや日本は世界の中位国でしかない。」
「明治、戦後と日本は2度にわたって外にモデルを求め、内を改め、世界に伍(ご)してきた。いままた新たな追いつき追い越せの時代がやってきている。」
中日です。
「日本の目指す方向は
これから世界を武力の方向に傾かせるのか、それとも教育や格差是正の方向へと傾かせるのか。
どちらに向かうか。少なくとも日本が目指すべき方向は私たち国民が決めねばなりません。
その場合、見てほしいのは現在はもちろんだが、過去も忘れてほしくない。時代が揺れるほど、歴史の不動の教訓を胸に抱いていたいのです。」
元日の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 分断される世界 連帯の再生に向き合う年
読売新聞
・ 世界の安定へ重い日本の責務
毎日新聞
・ 2016年を考える 民主主義 多様なほど強くなれる
日本経済新聞
・ 新たな時代の「追いつき追い越せ」へ
産経新聞
なし
中日新聞
・ 歴史の教訓を胸に 年のはじめに考える
※ 産経はありません。
読売です。
「自由や平等、法の支配といった共通であるべき価値観が揺らぎ、世界は分断へと向かっているかのようだ。国際秩序が崩壊すれば日本の安全も脅かされる。危機感を強めて向き合わねばならない。」
毎日です。
「日本の社会は今、二つの大きな潮流の岐路に立っている。
一つ目は、政治でも経済でも、国が目標を掲げて国民を引っ張る、国家主導型の社会である。
そうしたリーダーシップには、決断の正しさへの信念はあっても、国民への説明責任の意識は希薄になりやすい。国民が理解しなくても、歴史が評価してくれる、という独善に陥りがちな懸念がある。
もう一つは、一人一人が自分で情報を集め、考え、発言し、決定に参加する社会を目指す流れである。それは、自律した個人の多様な声が反映される社会のことだ。
民主主義を鍛え直すには、国民が決定の主役となる、後者の道を選びとるべきだろう。若者の政治参加もそのために生かしたい。 」
日経です。
「国際通貨基金(IMF)がまとめている国別の1人当たり名目国内総生産(GDP)の統計がある。それをみると、がくぜんとする。14年、日本は世界で27位に沈んでいるのだ。東アジアでは香港に抜かれ、4位になってしまった。その上にはシンガポール、ブルネイがランクしており、韓国がすぐ後の30位に迫ってきている。
1990年代半ばには3位を維持、90年代を通じてずっと10位以内だった。アジアではもちろんトップ。00年代に入ってから10番台になり、あっという間に20番台に転落した。
もちろんGDPがすべてではないが、もはや日本は世界の中位国でしかない。」
「明治、戦後と日本は2度にわたって外にモデルを求め、内を改め、世界に伍(ご)してきた。いままた新たな追いつき追い越せの時代がやってきている。」
中日です。
「日本の目指す方向は
これから世界を武力の方向に傾かせるのか、それとも教育や格差是正の方向へと傾かせるのか。
どちらに向かうか。少なくとも日本が目指すべき方向は私たち国民が決めねばなりません。
その場合、見てほしいのは現在はもちろんだが、過去も忘れてほしくない。時代が揺れるほど、歴史の不動の教訓を胸に抱いていたいのです。」