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10月11日の社説は・・・

2014-10-11 05:28:47 | 社説を読む
ノーベル平和賞か・・・。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ ノーベル平和賞―教育こそ世界の未来
・ 電力提携―「一強」にならぬように

読売新聞
・ ノーベル平和賞 テロに屈しない少女への栄誉(2014年10月11日)
・ アスベスト判決 「泉南」の教訓を対策に生かせ(2014年10月11日)
 
毎日新聞
・ 石綿被害判決 国の怠慢もう許されぬ NEW (2014年10月11日)
・ マララさん受賞 子供の未来を守ろう NEW (2014年10月11日)

日本経済新聞
・ 女性登用計画を企業の力高める好機に
・ 少女の勇気に報いた平和賞
 
産経新聞
・ 電力会社の提携 料金値下げに結びつけよ
・ ノーベル平和賞 「マララの夢」への弾みに
  
中日新聞
・ アスベスト判決 「公害」の救済を早く
・ ノーベル平和賞 17歳の勇気を支えよう

※ マララさんがノーベル平和賞を受賞しました。
 中日から紹介します。 

「「世界のすべての子どもにペンと本を」-。ノーベル平和賞に決まったパキスタンの少女マララ・ユスフザイさんの訴えだ。貧しい国の子どもたちが皆、学校に通い勉学に励むよう支援したい。

 マララさんは十七歳。ノーベル賞全部門の受賞者の中で史上最年少だ。児童教育の向上を目指す活動が評価された。インドの児童権利擁護活動家カイラシュ・サトヤルティさんとともに選ばれた。

 マララさんは十一歳のときからウェブサイトで、イスラム過激派に脅されて学校に行けない女子生徒の様子を伝えた。二〇一二年十月、過激派に頭を撃たれて重体になり、英国に搬送され大手術を受けて奇跡的に回復した。

 世界中から届いた義援金と自伝の印税を元に「マララ基金」をつくり、貧しい国々の子どもの就学を支援している。昨年七月、国連で演説し、「私たちの口をふさごうとしたテロリストの試みはついえた」「ペンと本を手に取ろう。教育こそが唯一の解決策だ」と訴えた。世界中の人々がどれほど励まされたことか。

 国連の推計では、全世界で小学校に通えない子どもは約一億人、児童労働者は一億六千八百万人いる。読み書きや計算ができないままでは、希望する仕事に就けない。育児でも苦労する。次世代にも深刻な影響がでるのだ。

 不幸なことに、教育の権利を奪う極端な思想がむしろ広がりをみせている。イラク、シリア両国の一部を占拠したイスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」は女性の教育どころか、外出にまで目を光らせる。ナイジェリア北部のイスラム過激派ボコ・ハラムは四月、中学校を襲撃し、女子生徒二百人以上を拉致した。

 マララさんに対する殺害予告は今も続く。滞在先での身辺警備には万全を期してほしい。世界に勇気と非暴力の大切さを教えてくれた十七歳の少女を、今度は私たちが支えなければならない。」

 イスラム教の聖典、『コーラン』を読んでいます。
 難解なのですが、基本的に素晴らしいことが書かれています。
 ただ、ちょっとしたことが誇大に解釈されている部分があります。
 それが、例えば豚肉であり、男女差別なのです。

 マホメットの時代には理解できても、現代には合わないところがあります。
 そこで、現代風の理解が進んできたのですが、元に戻そうという動きがイスラム原理主義です。

 そして、それを暴力で実現しようと言うのがイスラム過激派であり、その一大勢力がイスラム国なのです。

 国際社会でマララさんを守らなければなりません。

 本日の中日春秋は次のように表現しています。

パキスタンの少女ペカイさんは、六歳の時に学校に通い始めたが、一年もたたずにやめてしまった。周りで学校に通っている女の子などいない。どうせ大人になったら、家の中の仕事をするだけ。学校に行っても、意味はないだろう

▼だから、大きくなって恋に落ちたジアウディンさんから詩を献(ささ)げられても、読めなかった。ただ、この人の夢を支えていこうと思った。彼の夢は、貧しい家の子も女の子もみんな学校に行けるようにすること。そのために学校を作ることだった

▼二人の間に生まれた女の子も、両親と同じ夢を抱くようになった。だが、そのために少女が学校に行くことを認めないイスラム過激派に撃たれ、死の淵(ふち)まで追いやられた

▼それがマララ・ユスフザイさん。手記『わたしはマララ』が世界的ベストセラーとなった少女だ。彼女が瀕死(ひんし)の状態から回復し、「すべての子に教育を」と訴え始めると、過激派は「また狙う」と脅した

▼再び襲われたら、どうするか。そう尋ねられたマララさんは、こう答えたそうだ。「教育の大切さについて話し、彼(過激派)の子どもにも教育を与えたいと話します。それから、好きなようにしなさいと言います」

▼マララさんの母ペカイさんは学校に通い直し、読み書きを学び始めたという。愛娘(まなむすめ)にノーベル平和賞が贈られるという記事を読めば、あふれる思いがあるだろう。

 
 http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2014101102000102.htmlより引用

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