８月２１日の社説は・・・

いろいろ分かれそうです。

 

朝日新聞

・　トランプ氏　許されぬ法治への攻撃

 

読売新聞

・　重要土地規制法　外資の取引を監視する一歩に
・　シベリア抑留　ウクライナ侵略に通じる悲劇

 

毎日新聞

・　’22平和考　難民と日本　寄る辺なき人守る社会に

 

日本経済新聞

・　疑惑の全容解明を五輪再生につなげよ
・　副業を無理なく身近な制度に

 

産経新聞

・　国立競技場の活用　スポーツ界は知恵を絞れ
・　米韓軍事演習　日本も連携し対北抑止を

 

中日新聞

・　週のはじめに考える　半導体は平和に通ず

 

※　読み応えがありました。

 

ここでは中日です。

 

　半導体が必要なのは自動車だけではありません。家電製品や産業用機械など切りがありません。半導体がなければ暮らしの質は一気に五十年以上前に戻るでしょう。

　忘れてならないのは半導体こそが国際協力の申し子だという動かぬ事実です。

　半導体生産にはフッ化水素という化合物が欠かせません。日本が高い精製技術を持っている分野です。ただ精製には蛍石という鉱物が必要です。蛍石の大半は中国産です。日中の対立が深まり中国が蛍石の輸出を止めればどうなるでしょう。日本企業は何年もかけて代替措置を探るはめになります。中国は蛍石の主要な売り先を失うことになります。

　双方が損をするくらいなら、嫌な相手でも付き合うのが得策です。半導体は「争いより助け合いがお互いの利益になる」という貿易の基本原則を教えてくれます。

　政治体制の異なる日中関係には「政冷経熱」という考え方があります。政治的にけんかしても経済関係の絆は断たないという知恵です。半導体を触媒とした多国間の「政冷経熱」が対立を融和に向かわせ、平和へ通じる道を開くと信じています。　

 

なるほど。

わかりますが、相手は中国です。