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法勝寺九重塔

2010-03-12 06:35:46 | 社会科関連情報
81m九重塔の基礎発見

今朝の新聞から、すごいニュースが飛び込んできました。
まぼろしの法勝寺九重塔の基礎が見つかったのです。



中学校の授業では、「入れ歯ムズムズ白河上皇」(1086年)と覚えた、初の院政を始めた白河天皇。
33歳の時に、子の堀河天皇に位を譲り、実権を保持しました。
これにより、藤原氏による母系から、父系へと政権が移り、時代が大きく変わるきっかけを作りました。

その白川天皇が1076年に建てた法勝寺(ほっしょうじ)。
平安時代から室町時代まで平安京の東郊、白河にあった六勝寺のひとつです。
六勝寺とは、「勝」の字がつく6つのお寺のことです。
天皇家から厚く保護されたましが、応仁の乱以後は衰退しました。

その目玉は、八角九重塔。
スケールが違います。


写真はWikipediaより引用。

その基礎が見つかり、「本当にあったんだ・・・」というのが偽らざる心境です。
現実離れしていたからです。
当時の天皇が、すごい権力であることがよく分かりました。

これ以後も、白河に天皇家の氏寺として次々に建てられましたが、いずれも衰退していきます。寺の維持は、政治的にも、経済的にも、たいへんなのです。

現存していれば、スーパー国宝間違いなしでした。

その下には次の記事が・・・



またまた、社会科の授業のネタになりそうな記事です。

東京都文京区の成沢広修区長は長男が誕生し、今月5日に区議会各会派と区職員に「育児のため2週間休む」と伝えたそうです。

イギリスのブレア前首相が、かつて2週間育休を取って話題になりましたが、ついに日本でも・・・。

これが育休が広まるきっかけになるか・・・


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