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3月9日の社説は・・・

2013-03-09 06:25:11 | 社説を読む
北朝鮮制裁決議でしょう。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 北朝鮮決議―制裁の着実な実施を
・ 被災地の漁業―海の幸で人を呼びこむ
 
読売新聞
・ 北朝鮮制裁決議 中国が履行せねば効果はない
・ 福島の除染 「1ミリ・シーベルト」が阻む住民の帰還
 
毎日新聞
・ 北朝鮮制裁決議 脅しに屈せぬ包囲網を
・ 再審開始認めず 疑問を抱かせる判断だ
 
日本経済新聞
・ 1票の格差「違憲」判決が迫る抜本改革
・ 北朝鮮決議の着実な履行を
 
産経新聞
・ 対北制裁決議 軍事挑発に備えはあるか
・ 震災復興 プロの人材集めに全力を

中日新聞
・ 中国は監視役を果たせ 「北」核実験制裁
・ どんな力を伸ばすのか 土曜日の授業

※ 全社、北朝鮮制裁決議で並びました。

 ここでは、中日を取りあげます。

「公立学校での土曜授業を復活させようと、文部科学省が意気込んでいる。週休二日がすっかり定着しているのに大丈夫か。子どものどんな力を伸ばすのか。慌てずに社会全体で長短を確かめたい。」

「週末は仕事があって子どもの面倒を見られない。ネットやテレビの時間を勉強に充ててほしい。そんな思いの親も多くいる。

 でも、いじめや不登校で悩んでいる子は気が重くならないか。先生だって労働者。きちんと休めるのか心配している。」

「家族や友だちと過ごしたり、趣味やけいこ事を楽しんだりしたい子もいるはずだ。心の豊かさとはという大事な問いも置き去りにされている。ゆっくり考えたい。」

 この「どんな力を伸ばすのか」はとても大切な視点です。
 
 世の偉人は、「机上の勉強」で偉人とよばれているのではありません。
 わたしは、むしろ「机上の勉強は、たかが知れている」と思っています。

 大学入試前に猛勉強した人のほとんどは、その時に身につけた知識の大半を忘れているのではないでしょうか。むしろ「猛勉強」した事実が、その後の人生を支えている気がします。

 「机上の勉強」を活かすのは、やはり多くの経験です。
 
 「文科省は学校での授業の中身や時間を削った。もっと地域や家庭で自発的に遊んだり、学んだりする体験が子どもの育ちにとっては大事だ。そんな考え方だった。
 それがうまくいかなかった。」

 うまくいっていないのは事実ですが、理念は間違いではなかったと思います。
 うまくいかせようとする努力とアイデアが足りなかったのです。

 文科省でどのような議論が進むのか注目しましょう。

 


 

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