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3月27日の社説は・・・

2013-03-27 06:15:51 | 社説を読む
またまた違憲判決が出ました。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 解雇規制緩和―「いいとこどり」は困る
・ 水俣病の救済―解決に近づくためには

読売新聞
・ 衆院選違憲判決 国会は司法の警告に即応せよ
・ 円滑化法終了へ 中小企業支援に万全を期せ

毎日新聞
・ 自由貿易交渉 総合戦略で相乗効果を
・ 高校教科書 問題を考える扉を多く

日本経済新聞
・ 日・EU経済連携とTPPの相乗効果を
・ 海をこえるニッポンの鉄道
 
産経新聞
・ 教科書検定 領土と歴史正しく教えよ
・ EUの対中制裁 武器禁輸の継続は当然だ
 
中日新聞
・ ガス基地構想 原発の次へ踏み出そう
・ キプロス危機 EU病を根治する時だ

※ 読売を取りあげます。

「ただ、1票の格差は、何倍までならば合憲なのか、各高裁の判決からは必ずしも判然としない。
 さらに、問題なのは、広島高裁と広島高裁岡山支部が、選挙の無効まで宣告したことである。
 裁判所はこれまで「事情判決」の法理を適用し、選挙そのものは有効としてきた。無効とした場合の混乱を考慮してのことだ。
 これに対し、広島高裁は「最高裁の違憲審査権が軽視されている」として、事情判決を適用しなかった。「最高裁判決から1年半が経過した昨年9月」を、格差是正の期限とする見解も示した。
 だが、この線引きの具体的根拠は示されていない。」

 その通りです。

 「岡山支部は、選挙を「即時無効」と判断した。「政治的混乱より投票価値の平等」を重視したというが、あまりに乱暴過ぎる。」

 裁判官の常識、社会感覚を疑います。

 「行列のできる法律相談所」という番組があります。
 あれは、弁護士同志で意見の違いを争うのですが、「弁護士とはいいかげんなもの」というのを世間に知らしめました。

 今回も同様な気がします。

 15件で判決が言い渡された。

 同じテーマに対して、13件は「違憲」、2件が「違憲状態」、しかも
「岡山支部は、選挙を「即時無効」と判断した。「政治的混乱より投票価値の平等」を重視したというが、あまりに乱暴過ぎる。」

 なぜ、裁判所によって判断が違うのでしょうか?

 議員定数の問題よりも、「裁判とはいい加減なもの」という印象を世間に与えてしまいました。
 
 「現行の公職選挙法には、選挙無効が確定した場合の詳細なやり直し規定がない。例えば、失職した議員の選挙区のみ再選挙をするのか、解散・総選挙になるのか、法的手続きは整理されていない。」

 これがわかっていて、無効判決を出すのは、「どうせ、最高裁で元に戻る」と考えているからでしょう。

 「国民の権利を守るのは裁判所」と考えていたのですが、心細くなってきました。

 

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