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1月16日の社説は・・・

2015-01-16 05:47:45 | 社説を読む
テーマは分かれるか・・・。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ テロへの対応―自由を貫いてこそ
・ 渡辺氏不起訴―個人の借金にルールを 

読売新聞
・ 宇宙基本計画 安全保障の能力強化を進めよ(2015年01月16日)
・ 仏紙風刺画問題 多様な価値観受容する社会に(2015年01月16日)
 
毎日新聞
・ 表現すること 他者を尊重する心も (2015年01月16日)
・ ペットとの共生 「モノ」扱いはやめよう (2015年01月16日)

日本経済新聞
・ 通商秩序の進化へTPPの早期決着を
・ 安保の視点欠かせぬ宇宙戦略

産経新聞
・ 前支局長出国禁止 言論自由の戦いに反する
・ 英語教育早期化 肝心なのは話す「中身」だ
 
中日新聞
・ 新・戦争文字 戦後70年の“臨場感”
・ 福井先行開業 手放しでは喜べない 

※ 3社がパリ襲撃事件の続報を取り上げました。

朝日です。
「 たとえば、バルス首相は国会演説で、フランスは「テロ、聖戦主義者、イスラム過激派との戦争状態にある」と宣言した。さらにオランド大統領は、空母「シャルル・ドゴール」を中東の過激派組織に対する空爆作戦に向かわせる、と表明した。

 無抵抗の人々をテロで失ったことに対するフランス人の悲しみと怒りは理解できる。

 しかし、テロ犯罪に対抗して政府首脳が「戦争」という言葉で民心を駆り立て、国外での軍事力行使に即時直結させる行動が、いまのフランスに求められる賢明な対応だろうか。」

次が大切です。

「テロに屈しない姿勢とともに、テロに直面しても落ち着きを失わない態度も、世界の市民はフランスに期待している。」


読売です。

「風刺画が、フランスでは「表現の自由」の行使であっても、イスラム教徒にとっては「宗教への冒涜ぼうとく」となる。政治週刊紙の風刺画が、穏健なイスラム教徒の信仰心を傷つけたことは確かだ。

 エジプトのイスラム教スンニ派の最高権威機関は、特別号の表紙を「醜悪」などと非難した。

 無論、どのような宗教的理由があれ、テロは決して許されない。表現の自由が民主主義の根幹であることも、言をまたない。

 だが、表現の自由といえども、公共の福祉などに反すれば、無制限に認められるものではないというのが、日本における一般的な考え方だ。報道機関は、記事などが社会的に及ぼす影響を十分に考慮し、掲載する必要がある。

 受け取る側の多様な価値観を尊重する精神こそが、成熟した民主主義社会の基盤になる。」

私も、報道する側にこそ、モラルが求められると感じています。


毎日です。

「表現の自由は、多様な価値観を尊重しあう社会のためにこそ、守られるべきものであるはずだ。それには自分の価値観と同様に、他者の価値観も尊重することが大切である。他者の心情を傷つけ、差別する表現が無制限に許されるようになっては、社会はむしろ、多様さと寛容さを失い、場合によっては表現への権力の介入を招くことにもなりかねない。

 日本でも、特定の民族差別をあおり、排斥するヘイトスピーチ(憎悪表現)の問題がある。他者への配慮を欠き、侮辱・中傷にあたる言動を繰り返すことは、表現の自由の名に値しない。表現には、節度や良識の裏付け、行使する側の責任も伴うことを、改めて自覚したい。」

その通りです。

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