３月３０日の社説は・・・

大きなニュースも一段落。
テーマは分かれそうです。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・　介護の人手不足―魅力向上に手を尽くせ
・　社外取締役―経営鍛える役割を

読売新聞
・　インドネシア　海洋安保で戦略的協力強めよ（2015年03月30日）
・　法テラス拡充案　ＤＶ被害を未然に防止したい（2015年03月30日）
　
毎日新聞
・　金銭で解雇　功罪両面の議論深めよ NEW (2015年03月30日)
・　議員提案の条例　統一選でも積極提起を NEW (2015年03月30日)

日本経済新聞
・　通信自由化の原点に戻り利便性高めよ
・　インドネシアと海洋協力を

産経新聞
・　食料自給率　実態踏まえ生産力向上を
・　大阪桐蔭裏金　教育の使命を忘れたのか
　
中日新聞
・　甘すぎる司法の基準　一票の格差訴訟　

※　インドネシアが２社の他は広く分かれました。

ただ、日経と読売では視点が全く違います。

日経です。
「インドネシアのジョコ大統領が日本と中国を歴訪した。昨年10月に就任して以来、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）のメンバー以外の国を訪れたのは初めてだ。対外政策で日本と中国を重視する姿勢を示したといえよう。」

「安倍晋三首相との会談では、海洋をめぐる包括的な協力をすすめる方針で一致し、安全保障から海洋関連産業の育成まで幅広く話し合う枠組みを設けることで合意した。両首脳は共同声明で「海洋と民主主義に支えられた戦略的パートナーシップ」をうたった。

　ジョコ大統領は「海洋国家」構想を掲げている。それを踏まえ、互いに海洋国家として関係の拡大と深化をめざす新たな方針を打ち出したと評価できよう。」


読売です。
「両国は今回、防衛協力に関する初の覚書に署名した。外務・防衛担当閣僚協議（２プラス２）の早期開催でも一致した。防衛装備・技術面を含め、自衛隊とインドネシア軍の協力を強化する。

　海上自衛隊は昨年３月、インドネシアが主催したＡＳＥＡＮなどの多国間共同訓練に参加した。防衛交流は自衛隊の円滑な海外活動に資する。積極的に進めたい。」

「東・南シナ海で一方的な海洋進出を強める中国の「力による現状変更」を阻止することは、日本や米国、ＡＳＥＡＮなどにとって共通の課題だ。関係国が緊密に連携し、中国に自制と協調を促し続けることが欠かせない。」


共通点はこの部分
読売「インドネシアは、人口、国内総生産（ＧＤＰ）ともＡＳＥＡＮの約４割を占める大国だ。経済成長のため、日中両国との関係強化を目指している。」

もともと両国の友好関係は良好です。

経済面、安全保障面でも前進を期待します。