今日、2009年3月26日は市文化財保護委員会の研修視察で虎姫町を訪問しました。
ここ虎御前山は、虎姫町の北端にある標高約230mの山です。
山の北側周囲は急傾斜で、自然の要砦になっています。
織田信長による小谷城の浅井長政攻めでは、最前線として虎御前城を築き、柴田勝家などの陣が置かれました。
写真の奥に見えるのが小谷山。対峙しているのがわかります。
明智光秀だけが、別の山に陣が置かれました。なぜ?疑問が生まれます。
ところでなぜこの名前が付いたか?
昔、井筒という泉のほとりに住んでいた娘が、旅の途中に知り合った若者と結婚しました。
ところが、顔は人間だが体は蛇という子を一度に15人も産んでしまい、嘆き悲しんだ末に、淵に身を投げて死んでしまったといいます。
娘の名を虎姫といい、この山が虎御前山あるいは虎姫山と呼ばれるようになったと伝えられています。
頂上からは、東に伊吹山、西に琵琶胡が一望できます。
この日は伊吹山は見えませんでしたが…。