南アフリカを探ろう！－５－

世界が熱中しているワールドカップですが、開会式への出席が期待されたネルソン・マンデラ元大統領は姿を見せませんでした。13歳のひ孫が交通事故で亡くなり、自宅で喪に服したためだったそうです。
残念です。

このブログでも紹介しましたが、マンデラ氏といえば、映画「インビクタス/負けざる者たち」を抜きには語れません。
この映画は、反アパルトヘイト運動に尽力し、南アフリカ共和国大統領となったネルソン・マンデラと、同国のラグビー代表チームのキャプテンとの人種を越えた友情を描いたもので、実話を元にしています。

そのマンデラ氏について調べてみましょう。

１９１８年　生まれ。
１９４４年　アフリカ民族会議（ANC）に入党。
　　　　　　その青年同盟を創設し青年同盟執行委員に就任して反アパルトヘイト運動に取組む。
１９５２年　ヨハネスブルグで弁護士事務所を開業。ANC副議長就任。
１９６１年　民族の槍（軍事組織）を作り最初の司令官になる。
１９６２年　逮捕。
１９６４年　国家反逆罪で終身刑。ロベン島刑務所に収監される。
（このロベン島刑務所が映画でに出てきます。）
１９８９年　デクラーク大統領と会談。翌年２月に釈放、ANC副議長に就任。
（２７年間の獄中生活から解放されました。）
１９９１年　ANC議長に就任。デクラークと協力して全人種代表が参加した民主南アフリカ会議開催。暫定政府、暫定憲法を作成。
１９９３年　デクラークとともにノーベル平和賞受賞。
１９９４年　全人種参加選挙が実施され、大統領就任。
　　　　　　民族和解・協調を呼びかけアパルトヘイト体制下での白人・黒人との対立や格差の是正、黒人間の対立の解消、経済不況からの回復として復興開発に尽力。
１９９９年　政界引退。

映画「インビクタス/負けざる者たち」のＨＰをぜひご覧下さい。
http://wwws.warnerbros.co.jp/invictus/