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和同開珎の鋳造年示す木簡 下関の史跡付近で発見

2010-08-13 06:38:33 | 日本を見つめる世界の目
社会科向けニュースが飛び込んできました。
和同開珎の鋳造年示す木簡 下関の史跡付近で発見 です。
共同通信の記事を引用します。


 山口県下関市の「長門鋳銭所跡」付近から、鋳造年代が書かれた木簡とともに出土した和同開珎のかけら
 古代の銅銭、和同開珎を鋳造していたと伝えられる山口県下関市の史跡「長門鋳銭所跡」付近から、鋳造年代が書かれた木簡と和同開珎のかけらなどが大量に出土したと、市教育委員会が10日発表した。市教委によると、文献以外で和同開珎の鋳造年代を示す遺物の発見は全国初という。



 見つかった木簡は幅約1センチ、長さ約22センチ。左半分は欠けているが、「天平二年(730年)五月四日」と墨で書かれていた。

 当時、長門国(現在の山口県西部)で銅銭が鋳造されていたとの「続日本紀」の記述が裏付けられるとともに、この場所に官営の貨幣鋳造所があったことが確実となった。

 木簡はほかにも数百点見つかり、溶かした銅を鋳型に流し込むのに使うるつぼや鋳型のかけらも数千点が出土した。

 大阪市立大の栄原永遠男名誉教授(古代流通経済史)は「広く流通していた和同開珎の鋳造の全容を明らかにする上で大きな一歩といえる。一緒に出てきた遺物の分析にも期待したい」と話した。
2010/08/10 17:07 【共同通信】
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これまで疑問が多かった「和同開珎」。
これで研究が大きく進むことでしょう。

やっぱり歴史は変わっていきます・・・

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