ハイドン：交響曲第87番イ長調 （スコア付き）
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン： 交響曲第87番イ長調 Hob.I:87 （スコア付き） 作曲年代：1785年 指揮：ネヴィル・マリナー 管弦楽：アカデミー室内管弦楽団
00:00 第1楽章 Vivace (イ長調) 06:47 第2楽章 Adagio (ニ長調) 12:45 第3楽章 Minuet – Trio (イ長調) 16:49 第4楽章 Finale: Vivace (イ長調)
ハイドンの交響曲のうち、《第82番》から《第87番》までの6曲は「パリ交響曲」と呼ばれ、ハイドンがエステルハージ家の楽長を辞した後、パリで新たに創設された「コンセール・ド・ラ・オランピック」のために作曲したものである。 《第87番イ長調》は、パリ交響曲で3番目に作曲されたものである。他の交響曲と比べて特徴が少なく、影の薄い印象もあるこの作品であるが、全休止を含む快活な両端の楽章や、美しい第2楽章などハイドンの魅力が詰まっている。特筆すべきは第2楽章のフルートとオーボエのアンサンブルで、《第84番変ホ長調》と同様に、それまでの交響曲よりも管楽器を強化している。