テーマは分かれそうです。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 首相のヤジ―敵意むき出し華もなし
・ 青酸事件―犯罪死の見逃し防げ
読売新聞
・ 竹島の日10年 「領土」解決に重要な啓発活動(2015年02月22日)
・ 難民偽装問題 悪用防ぐ制度見直しが必要だ(2015年02月22日)
毎日新聞
・ 対テロ国際会議 この結束から再出発を
日本経済新聞
・ ギリシャ危機の解決はこれからが本番だ
・ 撤廃したい有期雇用への規制
産経新聞
・ 竹島の日 国民運動へ「政府主催」に
・ 15年ぶり株高 実感伴う回復につなげよ
中日新聞
・ 日本とアラブの間 週のはじめに考える
※ 中日を取り上げます。
「もう二十年ほども前になりますが、シリアの首都ダマスカスにあるパレスチナ解放運動の一組織を訪ねたことがあります。
事務所の扉を押し開くと、軍服に似た服を着て、肩にはカラシニコフ突撃銃を引っかけた少年兵が出迎えてくれました。
「日本の記者です」と言って名乗ると、彼は間髪を入れずこう返答しました。
「カミカゼ、ヒロヒト、ヒロシマ」」
「日本と聞いて先の大戦が口をついて出てきたのは、武装もする組織だからでしょうが、日本を大国アメリカを相手に戦ったアジアの小さな国と記憶するアラブ人は少なくありません。」
「とりわけヒロシマには惨禍とともに、焦土から経済大国へ立ち上がった国という見方が伴います。手本なのです。非欧米の国が見事成し遂げたという事実です。」
「 <私は一九三七年、考古学的な興味をもってこの地方を単身で旅行したことがある>と始めて、こんな内容を続ける。」
「日本の安い商品はイギリスにより排斥され、アラブの民族自決はままならない。それが戦争で、日本がイギリスの東南アジア防衛線を破り、のちにイスラム教国インドネシアの独立につながったことはアラブ諸国の民族自決に大きな精神的影響を与えただろう、というのが宮崎氏の見立てです。」
「カイロに電話してみました。こちらの夕方が向こうの朝です。
ごく普通のエジプト人主婦は電話口の向こうで、日本製のクルマや電化製品が日本の素晴らしさを感じさせてくれると企業名を挙げながら話しました。実物がかたわらにあるのです。」
「日本はイラク戦争での自衛隊派遣以来、アメリカ同様の敵だと過激派は宣伝しています。しかし欧米のように手を汚してはいない、という信頼は決して失墜したわけではありません。」
「人道支援はむろん必要です。しかしたとえば中東最大の問題、イスラエルとパレスチナの和平の仲介役を買って出てはどうか。パレスチナ問題は、この地域のあらゆる対立の根です。かつて中立的立場のノルウェーが仲介し、世界を驚かせるオスロ合意へとこぎ着けたが、今は機能していない。
それは中立的友好国、日本の歴史的な使命かもしれません。テロ抑止には遠回りでも、だれかがやらねばならないことなのです。」
分かりやすく、意義ある社説でした。
オスロ合意についてはここが分かりやすい。
http://www.jca.apc.org/~nakanom/J/Oslo.htm
日本が仲介したら・・・・
確かにできうる立場です。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 首相のヤジ―敵意むき出し華もなし
・ 青酸事件―犯罪死の見逃し防げ
読売新聞
・ 竹島の日10年 「領土」解決に重要な啓発活動(2015年02月22日)
・ 難民偽装問題 悪用防ぐ制度見直しが必要だ(2015年02月22日)
毎日新聞
・ 対テロ国際会議 この結束から再出発を
日本経済新聞
・ ギリシャ危機の解決はこれからが本番だ
・ 撤廃したい有期雇用への規制
産経新聞
・ 竹島の日 国民運動へ「政府主催」に
・ 15年ぶり株高 実感伴う回復につなげよ
中日新聞
・ 日本とアラブの間 週のはじめに考える
※ 中日を取り上げます。
「もう二十年ほども前になりますが、シリアの首都ダマスカスにあるパレスチナ解放運動の一組織を訪ねたことがあります。
事務所の扉を押し開くと、軍服に似た服を着て、肩にはカラシニコフ突撃銃を引っかけた少年兵が出迎えてくれました。
「日本の記者です」と言って名乗ると、彼は間髪を入れずこう返答しました。
「カミカゼ、ヒロヒト、ヒロシマ」」
「日本と聞いて先の大戦が口をついて出てきたのは、武装もする組織だからでしょうが、日本を大国アメリカを相手に戦ったアジアの小さな国と記憶するアラブ人は少なくありません。」
「とりわけヒロシマには惨禍とともに、焦土から経済大国へ立ち上がった国という見方が伴います。手本なのです。非欧米の国が見事成し遂げたという事実です。」
「 <私は一九三七年、考古学的な興味をもってこの地方を単身で旅行したことがある>と始めて、こんな内容を続ける。」
「日本の安い商品はイギリスにより排斥され、アラブの民族自決はままならない。それが戦争で、日本がイギリスの東南アジア防衛線を破り、のちにイスラム教国インドネシアの独立につながったことはアラブ諸国の民族自決に大きな精神的影響を与えただろう、というのが宮崎氏の見立てです。」
「カイロに電話してみました。こちらの夕方が向こうの朝です。
ごく普通のエジプト人主婦は電話口の向こうで、日本製のクルマや電化製品が日本の素晴らしさを感じさせてくれると企業名を挙げながら話しました。実物がかたわらにあるのです。」
「日本はイラク戦争での自衛隊派遣以来、アメリカ同様の敵だと過激派は宣伝しています。しかし欧米のように手を汚してはいない、という信頼は決して失墜したわけではありません。」
「人道支援はむろん必要です。しかしたとえば中東最大の問題、イスラエルとパレスチナの和平の仲介役を買って出てはどうか。パレスチナ問題は、この地域のあらゆる対立の根です。かつて中立的立場のノルウェーが仲介し、世界を驚かせるオスロ合意へとこぎ着けたが、今は機能していない。
それは中立的友好国、日本の歴史的な使命かもしれません。テロ抑止には遠回りでも、だれかがやらねばならないことなのです。」
分かりやすく、意義ある社説でした。
オスロ合意についてはここが分かりやすい。
http://www.jca.apc.org/~nakanom/J/Oslo.htm
日本が仲介したら・・・・
確かにできうる立場です。