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勇気づけの学級づくり-最終回-

2018-01-20 05:57:12 | 学級経営・学級づくり
「クラス会議」
赤坂真二先生の講演内容を主観的に紹介する最終回。

集団づくりのゴールを「自治」に置いた赤坂学級。その方法が「クラス会議」なのです。



新学習指導要領 中学校社会科には、次のように書かれています。(引用)

公民的分野では,現代社会の理解を一層深めることを重視して,人間は本来社会的存在であることを踏まえ,社会生活における物事の決定の仕方やきまりの意義について考え,現代社会をとらえるための見方や考え方の基礎として,対立と合意,効率と公正などについて理解する学習を取り入れた。

これは、教育基本法 第2条三 の次の条文がベースにあります。

正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。

その手法が対話であり、価値観を共有しない人と共存する技術なのです。



この具体的な実践が「クラス会議」なのです。

クラス会議は次の流れで行います。
1週間しか縛りがないのが優れものです。
クラス会議で決まったことは、実際にやってみて、1週間後には見直しが行われます。


さらに、クラスの問題は多数決で、個人の問題は個人の判断に委ねられます。


さて、どんなことを話し合うのでしょう。
例えば・・・



子どもらしい、たわいもないことです。
こうして、みんなで決めて、みんなで実践し、みんなで見直す経験が、民主国家の構成員を育てていくのです。

さて、こうして育てた赤坂学級のQ-Uはどうなったのでしょうか?



さすがです。

これまで、9回にわたって赤坂真二先生の講演内容を紹介してきました。
本物は、ユーモアたっぷりで、時間があっという間に過ぎていきます。
興味を持たれた方は、ぜひ本物の赤坂先生に触れてください。

これまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました。 (赤坂真二)
2010-05-25 18:55:57
 セミナーでは大変お世話になりました。また、私のつたない話を、よりグレードアップしてわかりやすく伝えてくださり、感激しました。全9回、私が話した以上の内容になっています。熱意あふれる先生方に鼓舞され、刺激され帰って参りました。私が一番学びました。ありがとうございました。休日に自費を払って学びに集う先生方を心から尊敬いたします。今後ともご指導お願いいたします。
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勇気付けられました。 (Taka KONO)
2010-08-27 00:22:03
はじめまして。埼玉県の小学校教員です。「クラス会議」を実践したいと思っているところです。赤坂先生のプレゼン資料などから、実際の運用場面がわかり、大変参考になりました。
2学期、がんばります。
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