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丹葉フィールドワーク -2-

2012-08-19 06:47:08 | 社会科関連情報
丹葉フィールドワーク  続きです。

武豊火力発電所、メガソーラを後にして、「ひらめ亭」で昼食をとり、東邦ガス(株)知多緑浜工場を見学しました。



LNGを輸入し、気化してパイプで送っています。

次がその供給地域です。



詳細は
http://www.tohogas.co.jp/corporate/company/network/pdf/d06_doukanmou.pdf

知多緑浜工場と四日市工場から供給しています。

ここで24時間監視しています。



液化天然ガスの実験を見せていただきました。

海外(マレーシア、カタール、インドネシア、オーストラリア、ロシア)で採掘された天然ガスは、現地でマイナス162度まで冷却されます。

それをLNGタンカーで運びます。

これが、液化天然ガス。ほとんど臭いません。





ゴムボールを入れてみました。

温度差で、激しく気化していきます。その時、空気中の水蒸気を冷やして湯気が出るのです。



ゴムボールを落とすと大きな音がして割れてしまいました。


当然ながら、火がつきます。
LNG(液化天然ガス:都市ガス)なので、LPG(液化石油ガス:プロパンガス)に比べて熱量が低いのです。

プロパンやブタンは、常温でも圧力さえかければ液体になりますが、メタンは温度を冷やさないと液体になりません。ここが大きな違い。



もう一つ。カロリーが高いLPGは重く、低いLNGは軽いのです。

バスに乗って、タンクを見に行きました。



車窓からは、新舞子マリンパーク風力発電所が見えました。
この発電所は、名古屋港管理組合のものです。

発電量は、2基で年間で推定300万kWh。

メガソーラの40%ほどです。

広さの割には、発電量が多く感じます。

発電機はデンマーク ヴェスタ社製・羽の直径は52m。タワーの高さは65mです。



ここから、タンカーから液体の状態でパイプを通ってタンクまで運びます。



タンクの蓋の部分です。
本体は、地下に埋もれています。
容積は、200,000キロリットル。

25m×12m×1.2mの水を張った平均的な25mプールで計算すると、555杯分ということになります。



管理棟です。



配管設備です。



石炭からガスをとっていた時代の展示です。



ビオトープもつくられていました。



都市ガスのイメージが、実際に見学をしてはっきりしました。

やはり、「社会科はあしで稼ぐ」

来年の丹葉フィールドワークも楽しみです。 

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