テーマが分かれるか?
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 女性の活躍 現実に目を向けてこそ
・ 広島中3自死 取り返せぬ学校の失態
読売新聞
・ ECB追加緩和 金融政策頼みだけでは危うい(2016年03月13日)
・ 広島・中3自殺 不適切な指導が追い詰めた(2016年03月13日)
毎日新聞
・ 慰安婦国連見解 冷静に日韓合意説明を
・ 大震災から5年 子供の心のケア 見えない傷に寄り添う
日本経済新聞
・ ユーロ圏は金融緩和だけで再生できぬ
・ 原発止めた地裁判断への疑問
産経新聞
・ 被災地の産業再生 将来見据えた人材育成を
・ 南シナ海と中国 理のない日本牽制やめよ
中日新聞
・ 人はなぜ走るのか 週のはじめに考える
※ 興味深いテーマが並びました。
中日は別に起こします。
ここでは、広島の自殺を取り上げます。
朝日です。
「ミスや思い込みが原因というには、あまりに深刻だ。
広島県府中町の町立府中緑ケ丘中学校3年の男子生徒(当時15)が昨年12月、自ら命を絶った。学校は、この生徒が1年生のときに万引きをしたとする誤った記録に基づき、「志望校に推薦できない」と伝えていた。
なぜこんなことが起きたのか。学校は調査報告書をまとめて謝罪したが、生徒の親は納得していない。さらに調査を進め、問題の所在を徹底的に明らかにし、関係者が納得する形で再発防止に努める必要がある。」
今回のことは、残念ながら生徒が自殺をしたことから明るみになりましたが、実は多くの問題を含んでいます。
・ 推薦入試とは?
・ 推薦基準とは?
・ 不法行為とは?
・ 万引きとは?
・ 推薦の理由を説明すべきか
「情報管理のずさんさや、教員同士の連携不足、進路指導のあり方。問われる問題は多いが、見逃せないのは、学校が、生徒が法に触れる行為をすれば入試で推薦しないという基準を設けていたことだ。過ちがあればいくら頑張っても取り戻せない。それで指導といえるだろうか。」
この質問にどう答えるのか?
「教育には、ゼロトレランス(寛容度ゼロ)という考え方がある。非行の行為をランク付けし、段階に応じて罰則を定める生徒指導法のことだ。ルールの大切さを学ぶ効果はあるだろう。だが、罰則を一律に当てはめるだけでは、問題の根本的な解決にはならない。これを機にそのことも肝に銘じたい。」
これもわかる。
「学校教育で大切なのは、先生が生徒と一対一で人間関係を築くことだ。そのためには子どもを個人として尊重することが欠かせない。」
当然です。でも、現場からすればきれいごと。
推薦するかしないか、どこかで線を引くのです。
結果、説明責任を求められ、根拠を説明しなければなりません。
そこでは、「学校教育で大切なのは、先生が生徒と一対一で人間関係を築くことだ。そのためには子どもを個人として尊重することが欠かせない。」というだけでは客観性がなく、認められません。
今回の場合、1年生の時のことを確認しました。データは間違っていたにしろ、生徒はやんわり認めました。
そのやり取りから、自殺した理由は、推薦に認められなかったことではなく、親に知られたくなかったとも考えられます。
だとしたら、学校を一方的に攻めるのも根拠不足です。
読売も同様。
残念ながら、万引きはなくなりません。
見つかるのは一部。
見つかった子は推薦されず、見つからなかった子は推薦。
それでよいのか?
多くの問題を残した事件です。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 女性の活躍 現実に目を向けてこそ
・ 広島中3自死 取り返せぬ学校の失態
読売新聞
・ ECB追加緩和 金融政策頼みだけでは危うい(2016年03月13日)
・ 広島・中3自殺 不適切な指導が追い詰めた(2016年03月13日)
毎日新聞
・ 慰安婦国連見解 冷静に日韓合意説明を
・ 大震災から5年 子供の心のケア 見えない傷に寄り添う
日本経済新聞
・ ユーロ圏は金融緩和だけで再生できぬ
・ 原発止めた地裁判断への疑問
産経新聞
・ 被災地の産業再生 将来見据えた人材育成を
・ 南シナ海と中国 理のない日本牽制やめよ
中日新聞
・ 人はなぜ走るのか 週のはじめに考える
※ 興味深いテーマが並びました。
中日は別に起こします。
ここでは、広島の自殺を取り上げます。
朝日です。
「ミスや思い込みが原因というには、あまりに深刻だ。
広島県府中町の町立府中緑ケ丘中学校3年の男子生徒(当時15)が昨年12月、自ら命を絶った。学校は、この生徒が1年生のときに万引きをしたとする誤った記録に基づき、「志望校に推薦できない」と伝えていた。
なぜこんなことが起きたのか。学校は調査報告書をまとめて謝罪したが、生徒の親は納得していない。さらに調査を進め、問題の所在を徹底的に明らかにし、関係者が納得する形で再発防止に努める必要がある。」
今回のことは、残念ながら生徒が自殺をしたことから明るみになりましたが、実は多くの問題を含んでいます。
・ 推薦入試とは?
・ 推薦基準とは?
・ 不法行為とは?
・ 万引きとは?
・ 推薦の理由を説明すべきか
「情報管理のずさんさや、教員同士の連携不足、進路指導のあり方。問われる問題は多いが、見逃せないのは、学校が、生徒が法に触れる行為をすれば入試で推薦しないという基準を設けていたことだ。過ちがあればいくら頑張っても取り戻せない。それで指導といえるだろうか。」
この質問にどう答えるのか?
「教育には、ゼロトレランス(寛容度ゼロ)という考え方がある。非行の行為をランク付けし、段階に応じて罰則を定める生徒指導法のことだ。ルールの大切さを学ぶ効果はあるだろう。だが、罰則を一律に当てはめるだけでは、問題の根本的な解決にはならない。これを機にそのことも肝に銘じたい。」
これもわかる。
「学校教育で大切なのは、先生が生徒と一対一で人間関係を築くことだ。そのためには子どもを個人として尊重することが欠かせない。」
当然です。でも、現場からすればきれいごと。
推薦するかしないか、どこかで線を引くのです。
結果、説明責任を求められ、根拠を説明しなければなりません。
そこでは、「学校教育で大切なのは、先生が生徒と一対一で人間関係を築くことだ。そのためには子どもを個人として尊重することが欠かせない。」というだけでは客観性がなく、認められません。
今回の場合、1年生の時のことを確認しました。データは間違っていたにしろ、生徒はやんわり認めました。
そのやり取りから、自殺した理由は、推薦に認められなかったことではなく、親に知られたくなかったとも考えられます。
だとしたら、学校を一方的に攻めるのも根拠不足です。
読売も同様。
残念ながら、万引きはなくなりません。
見つかるのは一部。
見つかった子は推薦されず、見つからなかった子は推薦。
それでよいのか?
多くの問題を残した事件です。